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なんでもすぐ忘れてしまう【わたし】のために

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2011.05.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類

駿の五月人形は昨年の10月ごろから探していた。
そもそもなぜに井伊の赤備えなのかというと、ひこにゃんのモデルになっているからだ。
ひこにゃんのイベントには東京・横浜でやるものはたいてい行っていたし、彦根にも何度か行った。
博物館で赤備えの鎧を見たとき、結婚して男の子ができたら赤備えの鎧の五月人形にしようと二人で話したりした。
そんな二人に駿が生まれ、実際に五月人形を準備するときがやってきた。

せっかち君なので10月ごろからネットで調べるがどこの人形店も雛人形すらやっていない状況。
2010年の情報が残ったサイトで何点か見つけ、目星をつける。
まず見つけたのが全長50cmくらいで10万くらいする。
自分で買うならなんでもないが、五月人形は嫁さん方から贈られるとのことで自分がこんなのがいいと思ってもダメなのだ。
値段もそうだが、RYOのときは義父さんと買いに行ったらしいのでネットで買ってはまずいのではないか?
横浜だと反町の人形店が一番でかいが、そこに入荷するだろうか?それとも高島屋とかに出店するのを見に行くか?
反町もそうだが人形店というのはシーズンの時しか営業してないらしい。そういやいつも閉まってたっけ。
店の心配より、まずは品物を絞ろうと思い、いろいろカタログ送付依頼する。
そんななか出会ったのが【雄山】である。人形作家にもいろいろいて、人形作家というより甲冑師である。
雄山のHPでみた鎧が一番素晴らしかった。
でも、これっていくらするんだろう?どのくらいの大きさなんだろう?
あまり大きくては狭い我が家には不相応だ。
いろいろ検索すると、雄山の赤備を売っている店があったが宮崎県だった。
しかも価格が30万!
と、ここまでが昨年のこと。あとは五月人形市場が開かれる2月を待つしかなかった。

二月になり、カタログが届きだすが、関東では赤備えは少なく、赤備は赤備でも真田の赤備だった。関東だと伊達正宗や徳川家康が多かった。
彦根の人形屋さんならば井伊の赤備えがあるんじゃないかと検索すると、【人形のたかだ】であの雄山があった。
ネットで注文も可能だが値段が値段だし、どんなお店かわからないし、失敗は許されない。
めちゃくちゃ悩む。

まずは義父さんに価格と実物買いかをKUMIに遠まわしに聞いてもらう。
「自分たちでよいと思ったものを選びなさい。お金も気にするな。別に一緒に買いに行かなくてもいいよ。」
ありがとうございます!

これで雄山の赤備えにきまった。
そうこうするうちに、人形のたかだでのネット販売でいくつか売切れがでて赤備えも一台売れている。
店長さんに大きさや設置の仕方をメールで質問すると、親切におしえてくれたので、信用してネットで注文。
その後、名古屋まで出張があったので彦根まで足を延ばして、お店を訪ねることにした。
急な訪問にもかかわらず、親切に対応してくれた。店長さんは芸術品を扱うように鎧や兜へのこだわりを説明してくれ、兜の顎紐は実物のように変更したり、顔の部分に袱紗を入れることで支柱が見えないようにするなど教えてくれた。
私から駿に、鯉のぼりの模様が入った小さな幟を買ってあげることにした。
奥さんが隣で木工おもちゃを扱うお店をやっており、駿にお土産までくれた。
更に車で米原駅までおくってくれた。
井伊の殿様が横浜に出陣できて嬉しいと店長さんも喜んでくれ、この店に頼んでよかった。
KUMIと話した、二人の子供に井伊の赤備を彦根で買うという夢が叶い、帰りの新幹線では涙が出そうになった。

と、半年かけた駿の五月人形。
みんなに見てもらい、 自慢の一品となった。
高いものをおねだりしてしまい申し訳ない気持ち以上に、感謝の気持ちでいっぱいです。
雛人形と違い早くしまうこともないが、そろそろしまうことにしよう。
来年また飾る頃には駿も多少は判るようになってるだろうか。


現在は準備中だが【人形のたかだ】さんのホームページ。
http://www.n-takada.jp/
鎧の品揃えが豊富、井伊の赤備は日本一の販売実数だそうです。





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最終更新日  2011.05.13 13:30:50
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