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【感想 等 2 】
そんなこともあり、ガイドブックに載っていた馬頭琴コンサートがあるゲルに移動す ることにした。 荷物はそれほど多くないので背負ってハラホリンを散策しながらゲルに行き、 その後世界遺産であるエルデニ・ゾーを見学することにした。 翌22日、まずは翌日のバスチケットを予約してから散策することにする。 宿泊したゲルからバスターミナルまで10分と言うことであったが、道がない。 至る所が水たまりである(写真3)。 バイクも車もそれを避けて通っている。 このゲルに来るときもパジェロで水たまりを避けながら来たことを思いだした。 30分以上かかってやっとバスターミナルに着いた。 無事1日1本のバスの座席が予約できた。 それからも道がわからず何度か道を聞き、目的のゲルに向かった。 もっと家がいっぱいあると思ったが、点在しているだけで標識もあまりない。 新しい道が工事中だったので余計にわからなかった(写真4)。 また2年に1度出る最新のガイドブックではあるが情報が古かったり、 ガイドブックの地図がおおざっぱで散策用にできていなかったりした。 草原にはノコンギクのような白い花、紫色のハマエンドウに似た花、黄色のミヤマキ ンポウゲに似た花・・・。 寒い地方では夏に一斉に花が咲くのだ、ということを思い出した。 そんな草花を見ながら歩き続け、ようやく目的のゲルに着いた。 そのゲルはエルデニ・ゾーの近くだったので、少し休んでから向かう。 途中、牛の頭骸骨が転がっていた(写真5)。 これが私のハラホリンの印象だ。 エルデニ・ゾーは、ユネスコの世界遺産に登録された「オルホン渓谷の文化的景観」 の中で最も規模が大きく有名な建造物である。 かつてカラコルムと呼ばれ、モンゴル帝国の首都として栄えた所である。 1917年には、この境内に62棟の寺院と500の建物があり、1万人を超す僧が 住居していたと言われているそうである。 しかし、ほとんどが長い年月の間に消え、もっとも立派な寺院でもこの中国式木造寺 院「ゴルバン・ゾー」である(写真6)。 平家物語の一節「沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす」を思い出していた。 それが、写真5のハラホリンの印象になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.21 23:13:12
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