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カテゴリ:世界や日本国内の旅
ここ宇津ノ谷には、静岡側から藤枝側に越える道は6本あります。
ここは、江戸(東京)、東国と名古屋、京都、大阪を結ぶ大事な宇津ノ谷峠越えの歴史を垣間見ることができる場所でもあります。 『5/28 宇津ノ谷集落から尾根を歩き新緑を楽しむ満観峰ウオーク』の参加者に出発までの待つ時間、「6本の道は何か?」というクイズを出し考えてもらいました。 答えは歴史順に、蔦の細道宇津ノ谷峠越え、旧東海道宇津ノ谷峠越え、明治トンネル、大正トンネル、昭和トンネル、平成トンネルの6本です。 蔦の細道宇津ノ谷峠越えの登り口に正解の看板はあります(P2)。 私は峠越えの道が好きで見て歩くのが好きで出かけます。 このように6つもあるのは全国的にも大変珍しいでしょう。 だからでしょうね、国指定の史跡名勝天然記念物にもなっています。 では歩いて確かめましょう。 9時過ぎに道の駅「宇津ノ谷峠」を出発し県道208号線を歩き、陸橋の上からまず、平成トンネル、昭和トンネルを見ました(P2)。 昭和トンネルは現国道1号線の下り車線になり、平成トンネルは国道1号線の上り車線になっています。 そして宇津ノ谷集落に入っていきました(P2)。 静岡側には丸子宿、藤枝側には岡部宿がありますが、峠の手前の集落で江戸時代には栄えただろう形跡が残り、屋号や歴史を感じさせる民家が残っています。 宇津ノ谷集落を通過し登っていくその先に明治トンネルがあります(P)。 日本で最初の有料トンネルだったということです。 当時は乗用車はありませんでしたので、一番高いのは「大荷車3銭2厘」だったと説明板に書かれていました。 今の金額にすると500円くらいでしょうか。 少し戻り旧東海道に入っていきます(P)。 かつて幅3mの道を豊臣秀吉が小田原攻めのために整備したそうです。 その道を元に東海道として整備したそうです。 馬頭観音や峠の地蔵堂跡を見て旧東海道を通り登っていきます(P2)。 峠入口から10分余で宇津ノ谷峠に着きました(P)。 集合場所に使わせていただいた道の駅「宇津ノ谷峠」は藤枝側に1つ、静岡側に下り上りの2つの計3つがあります。 それなのに本物の「宇津ノ谷峠」には公式の表示がなく、誰かが書いてくれた板が付けられています。 なぜ標識がないのか不思議です。 ここから尾根道を蔦の細道を通り旧宇津ノ谷峠に向かいます。 途中ウラジロがたくさん生えています。 道の駅出発から約1時間、旧宇津ノ谷峠に着きました(P)。 ここは平安時代に使われた道です。 クイズに出した6つの答えの内5つを見ました。 後1つは初めに歩いた県道208号線を進んでいくと大正トンネルがあります(P)。 このコースを歩く方は帰りに車で通ってみてください。 (もちろん、歩いて行かれるほうがもっといいです) 『5/28 宇津ノ谷集落から尾根を歩き新緑を楽しむ満観峰ウオーク』では、旧宇津ノ谷峠から道の駅へは下らず、尾根道を満観峰へ向かいました(P)。
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Last updated
2022.06.05 16:56:37
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