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カテゴリ:つぶやき
好天に誘われて、北陸随一の奇勝といわれる東尋坊へ(坂井市三国)。着いてみると多くの観光客で賑い、岩場で釣りをしている人もいました。波も穏やか、そして海水も澄んでおり、気持ちのいいひと時でした。 東尋坊は、福井市街地から北西へ車で40分ぐらい、人気の観光地です。巨大な輝石安山岩が柱状節理にそそり立ち、勇壮な景観が展開、断崖先端には、ローソク岩、ライオン岩、千畳敷といわれる造形美もみられ、訪れる人の目を楽しませてくれます。遊覧船が出ており、海上からこのすばらしい景色を見ることができます。坂井市三国は「日本の夕日百選」にも認定されています。 このきれいな海を見いて、自然の大きな力をここでも感じました。というのは、10年前のロシアタンカー・ナホトカ号重油流出事故では、福井県一帯の海岸が重油まみれに。その時は約9万人のボランティアのお陰で、海は概ね元の状態を取り戻したのですが、それでも、岩には重油が付着、異臭が漂い、これからはカニも食べられなくなるのかな、と心配したものです。 もっとも、この10年の間に、重油事故も忘れてたびたびカニを口にしています。何もなかったかのように美味しく。ところで、カニは生まれると3ヶ月ほどのプランクトン生活、その後は深さ200~250mで海底生活に入り、10年ほどかけて食べられるぐらいの大きさになるといわれていることから、先日食べたカニはそのころのカニかなと、家内と笑いながら話していた海岸でのひと時でもありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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