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カテゴリ:北陸の小京都、大野周辺
大野市朝日に伝わる「源義平伝説」と「義平の形見の青葉の笛」 平安時代末期、平治の乱(1159年)に破れた源義平が再起をはかるため朝日の里に落ち延び、里の娘「おみつ」に出会い、二人は平安な生活を送っていましたが、父(源義朝)の死を機に京へ上ることを決意した義平は、義平の子を宿していたおみつに一本の横笛を託しました。その笛が青葉の笛として今に伝えられ、義平の子孫とされる朝日家(大野市朝日)に代々受け継がれているそうです。朝日の里に落ち延びた義平を匿ったのが、そのころ村の長だった朝日助佐衛門で、義平と恋仲に陥った里の娘「おみつ」というのは、助佐衛門の娘と伝えられているようです。 一方では、この伝説は後世の人の作り話との見方もあるようです。しかし、この青葉の笛は、鹿児島県国分寺の古刹、台明寺の竹林(青葉の竹林)と竹の繊維がほぼ一致、制作年代が千年前と判明しているようですし、形状などから鎌倉時代以前に作られた特徴をもっているといわれています。 全国唯一の「笛資料館」、「笛作り教室」も開催 朝日にある青葉の笛資料館には、この青葉の笛のレプリカをはじめ、篠笛、能管、竜笛や縄文・弥生時代の笛など数多くの笛が展示されており、笛作り教室も行っています。笛資料館は全国でもここだけという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月08日 18時40分19秒
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