|
カテゴリ:福 福 福
新年度の日本経済は、復興需要を中心に2%強の成長が期待されているのに、今年も欧州のソブリンリスク(国家の信用危機)問題に振り回される一年となるのだろうか。 年明け後も、深刻な欧州財政金融危機の様子は変わらず、そのニュースを見るたびに「今年も厳しい年になるのかな」と、つい悲観的になってしまう。 とはいえ、米国の経済は、欧州財政金融危機のさ中にあっても、思いのほか底堅い。リーマンショック後、後退局面にあった米国経済は、2009年6月を底に緩やかに回復軌道をたどっています。 特にGDPの7割を占める個人消費の指標(日本の「消費支出2人以上世帯」に相当)は、昨年が11月まで前年比4~5%増で推移し、リーマンショック前の成長速度にほぼ戻っています。また小売売上高も、昨年12月まで7か月連続で前月を上回っています。 ただ、米国では高止まりする失業率、ピーク時の3割ほどにとどまる住宅着工、伸びが鈍化している企業業績など、景気回復の本格化には課題は多いようです。しかし、世界GDPの20%弱の個人消費を支えている米国の底堅い動きは、今後も注目されそうです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月15日 17時39分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[福 福 福] カテゴリの最新記事
|
|