歴史上の偉大な人物の一人、新田義貞のゆかりの地「新田塚」に住むことに、誇りと愛着
鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した新田義貞は、源義家(みなもとのよしいえ)の血を受けつぐ新田朝氏(にったともうじ)の長男として上野(こうずけ=群馬県)で生まれ、灯明寺畷(とうみょうじなわて)=現福井市新田塚=で戦没したと伝えられていますが、歴史上の偉大な人物の一人、新田義貞のゆかりの地(新田塚)に住んでいることを知って、誇りと愛着を持つことは、心をより豊かにすると考えています。
県都・福井の玄関口「福井駅」で、新田義貞のゆかりの地「新田塚」も案内してほしい
しかしながら、JR福井駅やローカル線・えちぜん鉄道「福井駅」などでみられる観光名所のパンフレット・チラシ類には、新田義貞ゆかりの地「新田塚」がほとんど紹介されていません。「歴史的に重要な地域」(歴史関係者)に住む新田塚住民の一人としてさびしい思いがしますが、福井駅は県都・福井の玄関口なのですから、県内外から訪れた観光客にもわかるように、常時紹介されている他の歴史上の偉大な人物とともに新田義貞ゆかりの地も案内してほしいものです。
新田塚および周辺の新田義貞ゆかりの地を巡る「ストーリー」を作ろう
ところで、私は~ちょっと一息 "ふるさと福井"散策~で紹介しているように、新田塚および周辺の新田義貞ゆかりの地を巡る「ストーリー」を作って、地域の活性化を図ったらどうか、ということを日頃から思っています。福井市と隣接する坂井市丸岡町を中心とした継体天皇ゆかりの地などとも連携を図ることも考えられるのではないでしょうか。
地域に埋もれた観光資源の発掘・連携へ 経済産業省も補助金を出して後押し
最近の報道によりますと、経済産業省は、地方活性化の一環として、各地を巡るパッケージ事業などに補助金を出して後押しする、といいますし、各地域の住民が歴史にもとづく名所周辺の「ストーリー」つくりを研究することは、地域に埋もれた観光資源を発掘していくことにもなります。
新田義貞ゆかりの地を巡る「ストーリー」の具体化、福井県、福井市のご支援を得ながら
もっとも、福井県内に訪れる観光客は、朝倉遺跡(福井市)や恐竜博物館(勝山市)など有名な場所に集まる一方、周辺の史跡などに足を運ぶ人が限られる傾向にあるようですが、効率的な観光客誘致を目指す観点からも、先進地成功事例の研究結果をご教示頂くとかー福井県や福井市のご支援・ご指導を得ながら、新田義貞ゆかりの地を巡る「ストーリー」を一日も早く具体化したいものです。