昼行灯

昨日のプレゼンの御褒美ではないが、今日休みをとった。

うちの会社は、年度の初めに、この日は絶対休みます！
という日を計画年休として５日ばかり宣言できる様に
なっていて、この宣言による休みは、休日出勤等の代休
よりも優先されるという、一風変わったシステムがある。

昨日まで、すっかり忘れていたのだが、私は今日この日を
計画年休最後の休みとして、宣言していたのだ。
（いつそんな宣言したんだ？）

当然、奥さんは出勤日なので、「サボり」だの、「計画的犯行」
だの、挙句の果てには、「クビ」だの散々なことを言われたが、
兎に角、休みなのだ。(^^;;

で、例によって、奥さんと一緒の時には、絶対に観られない
様な映画（※決していかがわしい映画じゃないぞ、奥さんの
趣味に合わない映画という意味だ！）を観に行くことにした。

今日は平日、空いているだろう　なんて甘い考えを持って
いたのだが、行ってみてびっくり。玩具箱をひっくり返した
様な餓鬼共お子様達とオバハン連中お母様方が大挙して
訪れていたのだ。

チケット売り場は、長蛇の列、入り口のドアを通り越して、
外まで続いている。

一体何事？

そう、今日は３月末日。まだ学校は春休み、そして今日は
レディースデイ。
この映画館、火曜日に女性は１０００円で映画が観れる
のだ。

しかも、上映映画は、「ヤッターマン」、「ケロロ軍曹」
「ドラえもん」「マダガスカル２」　とお子様ターゲットの
映画が目白押し。
お母様方が、子供を連れて映画を観るにはもってこいの
日だったのだ。(^^;;

事前に、ネットでチケットを取っておいたので、自動発券機で
事なきを得たのだが、これが窓口でチケットを買っていたら、
一体何時の上映を見ることになったのやら。(^^;;

さて、どうにか席につき、映画が始まらんとしていたまさに
その時、私の隣に２人のオバハンお姉様方が座った。

手には、小さいバケツともあろうかと言う大きさの
ポップコーン。それも各自１つずつ。

そのオバハンお姉様方、映画が始まるなり、ポップ
コーンを貪り喰いだした。
ものすごい勢いで、一時も手が止まる気配が無い。

唖然として彼女達を見守る私。
お陰で映画の最初を見逃した。(^^;;

なにはともあれ、映画が始まって３０分としないうちに、
その小さなバケツは、すっかり空になってしまい、映画
よりも、その様子に目を奪われてしまっていた、今日の
私でありました。