昼行灯

今日は、良い天気・・・　だった。

朝、家を出たときは、日もさして、暑い一日になるだろう
なあ　という予感がしていたのだが、午後になると雲が
多くなり、やがて雨に。

帰る頃には、結構な雨が降っていた。

ところで、今日、私はなぜかとても歩きづらい。
どういう訳か、腿の付け根（要するに内股）が激しい
筋肉痛に襲われているのだ。

ガニマタで、よちよちと、まるでタッチをしている赤子の
様に歩いていて、皆に笑われた。(^^;;

思い当たるような事がなく、何故これ程までに痛いのか、
なぞなのだが、ひょっとして昨日のテレビ台作りか？、
はたまたセッティングか？

でも、それだけで、大して臀筋と大腿二頭筋なんて使って
ないぞ。(;^_^A アセアセ・・・

なんて事を思いながら、雨の駅前ロータリーを、滑らない
様に内股に力をいれて踏ん張って歩くので、痛い痛い。(T.T)

どうにか家に帰り着いて、やれやれと一息ついていると、
程なくして奥さんが帰ってきた。

「筋肉痛でさあ」　と言うと、「まさか、ＴＶ設置したから
とか、たったそれだけの事で筋肉痛なんて言わないでよ～
(^0^)/キャハハ」　と　明らかにジジイ扱い。(^^;;

「そっそんな事言ったって・・・」　と逃げるように
ベランダに出てみると、雲の間から夕日がさしていた。

ふっと見上げると、かすかに虹。
アーチはかかっていなかったものの、僅かに七色の短い
帯が雲の間にかかっていた。

「おお！」　と歓声を挙げて、奥さんを呼び、一緒に観覧。
「良く気が付いたわね。」と奥さんが言うように、この虹に
気付いた人は多分少ないだろうなあ。

なにはともあれ、オレンジ色に染まる街のすぐ上を
流れるように飛んでいる雲と、その間にほんの僅かに
見えた虹の絵が綺麗で、しばし筋肉痛を忘れていた
今日の私でありました。