昼行灯

先日　ＴＶで、「私は貝になりたい」という映画をやっていた。

何度か、映画やＴＶドラマとして放映されているこの作品、
今回やっていたのは、一番最近の、中居正広主演の映画版
（フランキー堺版のＴＶドラマ版、映画版は有名だけれど
所ジョージもＴＶドラマでやっていたとは知らなかった。）

昔、フランキー堺版を観たことがある私は、大体のストーリーを
知っていたのだが、奥さんは、全く知らないということで、なにやら
楽しみにしていた様子。

「楽しみにする様な作品ではないぞよ」　と言っておいたのだが・・・

確かに名作で、感動的な作品なのだけれど、私には重すぎて、余り
好きになれない映画だったのだが、中居正広版も、案の定とても
重たい作品だった。

奥さんも、ここまで暗い話だとは思わなかったと、観終わった
後で、言っていた。

さてさて、この映画の有名な台詞、「私は貝になりたい」。
最後のシーンで使われている台詞だが、この台詞を最近、奥さんが
事あるごとに使うようになった。

私が奥さんに突っ込みを入れたり、自分で話す事が面倒になって
来たりすると、逃げ台詞で、「私、貝になっちゃうよ！」　と言う。

そのくせ、何時もの”マシンガントーク”は一向に衰える気配が
無いのだ。(^^;;

だから、私が、「へー　貝ねえ。　それって　法螺貝（ほらがい）
か？　」と言うと、一瞬、訳が解らなかった様で、「へ？」と
言う顔をしていた。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

まあ、解らなければそれで良い。(^◇^;)

奥さんの「貝になりたい」発言は、物言わぬ貝になりたい　という
本来の台詞とは裏腹に、法螺貝の如く、高らかに鳴り響くマシンガン
トークとしてある意味間違いなく、貝になったな　と思わずには
いられなかった、今日の私でありました。
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