昼行灯

今日、奥さんが帰宅するなり、「ちょっと見てよ～！！」　と
私の目の前になにやら差し出した。

彼女愛用の１世代前のiPod miniなのだが、一見ごく普通なので、
「へ？　どーしたの？」　と聞くと、「ココよ　ココ！」　と
お怒りのご様子。

彼女の言う所をよくよく見ると、あらま、イヤフォンのコネクタ
付近の被覆が、綺麗にぽろっと無くなっていて、中の細い線が
むき出しになってしまっている。

「あらー　どしたの　これ？」と聞くと、「それが知らない内に
こんなになっちゃってたのよ～　治る？　な　お　し　て！」
と結構な無茶振り。

┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

さて、どうしたものか　と道具箱をあさって、熱収縮チューブを
見つけた。

コレは、線などにかぶせて、熱を加えると収縮して細くなり、
ぴたっと線をカバーして絶縁してくれる代物。

ただ、コレを通すには、ケーブルをチューブに通さなくては
ならないので、一旦イヤフォンの線を切らないといけない。

面倒なことになってきた。(^^;;

ソレならばと、熱収縮チューブを縦に裂いて、ケーブルに巻きつけ
試しに、熱をかけてみた。

おお、なんとか縮んでくっついてくれた。＼(^o^)／。
とりあえず、それを２重にかけて、補修完了。

奥さんに、ちょっと見かけは悪いけど　としっかり前置きして、
渡しておいた。

奥さん、「さっすが！」　と喜んでいたが、すぐに、「いやーん！」
と叫び声をあげた。（この　いやーん　は、全くもって色っぽくない
所が、かなり重要だ・・・　(^◇^;)）

「今度は何？」　と彼女の元へはせ参じると、「iPodがウンとも
スンとも言わないのよ～！！　イヤフォン治すふりして壊したで
しょ！！」　と私に疑いの眼を向ける。(￢д￢。) ジーーーッ

せっかくイヤフォン治してやったのに、これだもんなあ。　(T.T)

尤も、iPodが「ウン！」とか「スン！」とか本当に言う様になったら、
それはそれで恐いものがあるのだけれど、そんな事は奥さんには
到底言えない。(^◇^;)

すっかり犯人にされた私、奥さんからiPodを受け取って、観てみる。

・・・　確かに、何の反応もない。

何処を押しても、メニューすら表示されない。

ただ、イヤフォンを刺すと、”プチ”っと音がするので、電池は
残って居そうな感じだ。

さーて、どうしましょ。

修理？　買い替え？　いやいや、そんな事は完全に諦めてから。
まだ、奥の手が残っているじゃありませんか。

何となくそんな手もあったな　と言うことをうっすら覚えていた
私は、結構偉い。(^o^)

そうだ、リセットしてみよう！！

でも、iPodのリセットの仕方ってどうやるんだ？

私自身はiPodユーザで無いので、ろくに使い方も知らない。
（まあ、直感的に使えるのが、iPodの優れものたる所以なの
だけれど・・・）

で、ちょっとネットで調べてみた。

あー　ありましたありました。＼(^o^)／

iPod miniの場合は、

１．　ホールドをON->OFFにする
２．　MENUと中央のボタンを同時に押して５～６秒まつ。
３．　うっすらと林檎のマークが表示されてきたら、リセット終了！。

(^_＾）3　フムフム。

これで駄目だったら、いよいよ買い替えだな。　と思いつつ、
早速リセット実行！

・・・・・・・・・・・・　駄目か？
・・・・・・・・・・・・　ん？
・・・・・・・・・・・・　オオーw(*゜o゜*)w

見事、林檎マークが表示されました。
わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪

奥さんに、「治ったよ」　と言うと、「すごいじゃん！　一体
どうやったの？」と感動している様なので、「リセットしてみた」
と答えると「そんな事できるんだ、さっすがオタク！　よー
やった！！」　ですと。

一体褒めてるんだか、貶してるんだか・・・(^◇^;)

何はともあれ、これで奥さんのiPodは、もう少しの間、奥さんの
お供を続けることが出来るようになった。
何事も、試してみるもんだ。(^o^)
これで、何とかクラッシャーの汚名が返上されて、ほんの少し
旦那の株は上がった。　と思いたい、今日の私でありました。