昼行灯

どうも、私の車、奥さんの実家との相性が良くないらしい。
ひょっとして鬼門なんじゃなかろか？と思ってしまう。

いや、決して奥さんの実家が良くないということではなくて、むしろ
とても良くしてくれるのだが、事我が愛車に関してだけは、何故か
良い事が起きない。

大晦日に、奥さんが御節料理を貰いに帰って、大雪にあって
スタックしてしまい、脱出できなくなって私が自宅から徒歩と
バスで２時間かけて救出しに行ったり、誰かにいたずらされて、
キズだらけにさせられてしまったり、先日は駐車違反ステッカーを
貼られてしまっり。（あれから２ヶ月経つのだが、何処からも何の
音沙汰も無いのがとても不気味だ・・・）と、どうもよろしくない。

そして、今日、再び事件が・・・。

熊本からミカンが届いたので取りに来い　とのことだったので、
有難く頂戴することにして、奥さんの実家へ取りに行くついでに、
夕飯をご馳走になってきた。

たらふく食べて、さて帰りましょうという段になったのだが、
その時に、私、お酒を振舞われてしまったので、帰りは奥さんに
運転を頼んで、助手席に乗り込んだ。

奥さんの実家、都営住宅で、狭い路地（車止めがはまっている）を
抜けなければ、外にでられないのだが、そこを抜けるとき、奥さん
柵をギリギリの幅で通り抜けようとした。
「大丈夫？」　と奥さんが聞くので、私もギリギリ何とかいけると
判断して、「ＯＫ」と応えたのだが、奥さん、もう少し前進してから
ハンドルを切れば良いのに、なぜかその場でハンドルを切った。

ごごごごごご。

いやーな音がして、車が止まる。

あちゃ～　(;^_^A アセアセ・・・

「やった？」　奥さんが聞く。
「やった」　静かに答える私。

見事に柵がどてっ腹に引っかかっている。)゜0゜( ヒィィ

そこからは、行くにも引くにも柵が引っかかってしまうので、
奥さんには脱出するのは無理。
仕方が無いので、柵を脱出するまで私が運転しろと言う事に。(T.T)

静かに車を後退させて柵をよけ、何とか脱出に成功したが、
ちょっと油断すると、私でもこすってしまいそうな程、ギリギリ
の幅寄せが必要だったので、奥さんにはちょっとキツかったかも
しれない。

兎にも角にも、横にびやーっとついたキズをみては、「ＯＫ」と
言った自分が悪いのさ、ヽ( ´ー`)ノフッ　と寂しく微笑むしか
為す術のなかった今日の私でありました。