昼行灯

そいつは夜明けと共に私に襲い掛かった。

私の左足に鋭い痛み。
ざっくりと刃物で刺されたような痛みが走る。
（といっても、まだ一度も刺されたこと無いんだけどね。）

こりゃ、ついに奥さんの逆鱗に触れて、殺られるのか？
いや、それなら足じゃなく、一気にいくだろう？
・・・　ってそんな事考えてる場合じゃない。

半端なく痛い。(T.T)

っつ－－－－－－－　！！

ついに限界を超えた。

うっぎゃああああああああああああああああああああああ！

しばし悶絶する私。

時間は朝の４時５０分　うー　ついに俺の最後が来たか・・・

って違う。　
この痛みは・・・・

つったああああああああああああああ！
こむら返りじゃああああああああああ！

いつもなら、つりそうな気配があったり、つっても伸ばせば
すぐに収まるのだが、今回のは強烈だった。
多少腱が切れたかも・・・　(;^_^A アセアセ・・・

ミネラルが不足してるのかなあ？　(-_-;ウーン

伸ばしても収まらず、ふくらはぎの筋肉がぺろっ　とはがれて
しまった様な、ほら、鶏モモ肉の皮目の脂身と肉をはがす時に、
包丁でぞりぞりと削いでいく、そんな感じ。（あくまで比喩
ですが・・・）

うーーーーーーーーーーー
ごろごろと転げまわって悶絶している私に、奥さんが一言。

「夜中にたたき起こすんじゃねえ！」

いっいかん、このままでは本当に刺される。(;^_^A アセアセ・・・

兎にも角にも、びしびしと襲い掛かってくる痛みに耐えながら、
左肩に鋭い殺気を感じて、声を上げる事も叶わず、ひたすら
悶絶していた、今日の私でありました。