昼行灯

今日、私の方が速く帰っていたので、家で奥さんの帰りを
待っていた。

外は雷、雨も降っている。
おー　また光った。((o(^∇^)o))わくわく

そんなことを考えていたら、程なくして奥さんが帰ってきた。
（帰ってこなかったら困るんだけどね。）

正確には、帰ってきた気配を感じた。　だ。(^o^)
ドアの外で、雨に濡れた傘をポーチに広げている様だ。

「カチッ」　鍵を回している音がする。
「ガチャ」　ドアを開け・・・
「ガチャガチャ」　あれ？
「ガチャガチャガチャ」　へ？
「ガチャ」　あ、開いた。

「お帰り～！」　私が出迎えると奥さん、
「鍵、開いてたよ～、まわしたら、鍵かかっちゃったじゃない」

あー　それでガチャガチャしてたのね。　(^◇^;)

「まあ、美人人妻が開けっ放しの家に居るんじゃなくて
良かったわあ。」

「誰が美人妻じゃ！」

「むさっ苦しいオヤジだから、誰も襲おうなんて思わない
もんねえ」

「判らんぞお、俺が人攫いにつれていかれちゃってるかも
しれんぞ」

「やったあ！　＼(^o^)／」

「何故に喜ぶ！！」

「(ΦωΦ)ふふふ・・・・」

何はともあれ、鍵をかけ忘れたのは私。
言い逃れは出来ないが、それにしても、奥さんの本性見たり。
そのうち、本当にさらわれちゃうんじゃなかろうかと、
ちょっとだけ、頭の片隅をよぎってしまった、今日の私で
ありました。