昼行灯

奥さんが、こんな事を言う。

「何か良いことないかしら～」

何時もは、私、
「あったら、おいらが真っ先にやっとる」
と一言で片付けるのだが、今日はちょいと違った。

「あるやん？」

「えー　何があるのよ～？」

「明日、待望のソファーが届くんやろ？」

ソファーは、我が家を手に入れた時からの、奥さんの
憧れだったのだ。

「(ΦωΦ)ふふふ・・・・　そうでした～」

奥さんも能天気に喜んでいる。

私、夕飯の後片付けをしながら、ソファーが来る我が家
の事を考えていた。

「何ニヤニヤしてんのよ～」

奥さんに言われて、我に返る。

「いや、ソファーが来たら、あなたがどうなっちゃう
のかと思って考えてた」

「優雅に読書を勤しむ姿を想像したでしょ？」

「全く想像できん！！、おいらには、ソファーに
ねっころがって、堕落三昧のあーた以外の姿が
一切浮かばん！！」

そう、おそらくこの想像は間違っていないだろう。
そこに私が座れる確立は、万に一つ、あるか無いかだろう。

兎にも角にも、明日昼頃、すわり心地の良さそうな、
いや、寝心地の良さそうなソファーが届く。
果たして私はその恩恵にあずかれるのかどうかは、
神のみぞしる、いや、奥さんのみぞ知る　だなと
思って、またしてもニヤけてしまった、今日の
私でありました。　(￣▽￣) ニヤ