昼行灯

今日、ほぼ一年ぶりに実家に帰った。

実家といっても、家からは１時間。
電車１本でいけるところにある、行かず後家の妹の
家なのだが・・・

なぜこの時期に？　かと言うと、事の起こりは先日
かかってきた母親からの電話。

「インターネットができなくなっちゃったんだけど、
どうにかならんか？」

へ？

いきなりそういわれてもねえ。(^^;;

話を聞いてみるが、どうも要領を得ない。
まあ、７６の爺さん婆さんがパソコンのことを話せと
言われても、それは無理ってものか。

結局分かったのは以下の様。

・２ヶ月前に、それまで加入していたケーブルテレビ系の
　プロバイダを解約した。
・NTTが先日工事に来た。
・某家電量販店のサポートサービスがパソコンを設置してくれた。
・サポートが設置したときにはインターネットに繋がった。
・最近いきなり繋がらなくなった。
・妹の家は電話回線が２系統、独立して契約している。

うーん　肝心の話が抜けている。
今のプロバイダは何処なんだ？

どうも話の内容から察するに、プロバイダは”やっほー”
らしいが「契約書はあるか？」と聞いても「そんなものは
無い」と言う。
「じゃあ、申し込みはしたのか？」と聞くと、「覚えが
無い」と返ってきた。
更には、「料金は払ってるよねえ？」　と聞いたら、
「電話料金以外払ってないわよ～」と来たもんだ。

これじゃ、にっちもさっちもいかん。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

そんな訳で結局、ちったあちゅんサポートサービスが出張対応する
こと相成った次第。

奥さんと二人、草加煎餅を手土産に（実は、実家の最寄の駅近くの
商店街にある老舗の煎餅屋で買ったのだけれど・・・）
実家に帰る。

実家で再度事情聴取。
・・・結果は電話と変わらない。(;^_^A アセアセ・・・

仕方が無いので、とりあえず実物で状況確認したが、確かに
繋がらない。

昨晩、これまでのパソコン関係の書類、メモ書きを
全部出して置くように言っておいたので、その中から
手当たり次第に調べてみた。

あん？
確かに、設置報告書には、”やっほー”のＩＤをを取得した
事が書いてある。

メールアドレスも”やっほー”のアドレスが記載されている。

ふーむ・・・。

となると、”やっほー”は誰が契約したんだ？

ぽっくぽっくぽっくぽっく・・・　（注　木魚の音）
ちーん！　閃いた！！


「妹のパソコンはどうしてる？」
「部屋にあるわよ～」
「そっちはどうなってるの？」
「そっちから無線で飛ばす様になってるみたいよ～」

あー　やっと状況がつかめてきた。

NTTの工事が入って、別々の回線でそれぞれ別々のインターネット
環境を作っているのかと思ったら、どうも、一系統だけみたいだ。
料金払ってないってのも、妹が契約者で、妹が払っているから
請求が両親に来ていないのは当然だわさ。

結局、インターネット接続は、妹の部屋の電話線から、
ブロードバンドルーターを通して、ワイヤレスで
各パソコンに飛ばしていたのだ。

これにて一件落着！！　　・・・　て訳にはいかないか。
実際繋がらないもんなあ。

それじゃ、そっちから調べてみるかいな。

てことで、禁断の妹の部屋へ忍び込み（うーん危ないビデオ
みたいだ・・・(^^;;　）
ワイヤレスルーターを調べてみると、どうやら正常。

両親のパソコンのワイヤレス設定は・・・　あれ？
ワイヤレスＬＡＮの認識してないやん。

どうやら、両親のパソコンに問題がありそうだという事が
分かった。

それじゃ、とハードウェアをチェック。
これは問題ない。

ネットワーク接続チェックはと・・・　やっぱりダメ。
相手を認識しない。
・・・　と　あれれれれれれれれ

自分も認識してないやん。
デバイスは認識してるのに、接続時に無いって言うのは
どういうこと？
あ、ワイヤレスネットワーク　切ってる。　(^^;;

そう、両親のパソコンは、有線ＬＡＮとワイヤレスＬＡＮの
２系統もっていて、ワイヤレスは、物理的に切り離すことが
出来る様なのだ。

じゃあ、どこでその設定すりゃいいんだ？
あれこれ探して、ようやく気がついた。

・・・・　スイッチＯＮ！
パソコンのフロント下部に、スライドスイッチが付いていた。
これだあ！！

何はともあれ、こうしてワイヤレスＬＡＮが認識されて、
ようやくインターネット開通にこぎつけた。

それにしても、こんな所にスイッチがあったなんて・・・
しかも、何でＯＦＦになってるのさ？

おそらく両親のどちらかが、弄り回しているうちに切って
しまったと言う事は想像に難くないが、状況がわかって
いれば、もう少し早く何とかなったかもしれないなあ。(-_-;)

ま、繋がったから、めでたしめでたしってことで良しと
しましょう。(^o^)

そんなこんなで、サポート代金だからと、缶詰や皿、
明太子やら蟹の足まで、どっさりと両親に持たされて、その
重さによろけながら実家を後にした、今日の私でありました。