昼行灯

昨日、職場の席替えを行った。

先週まで別の部署がお世話になっていた、外注さんが
作業終了に伴って、一斉に自社へ戻ったので、空いた
所へ、私ともう一人の席を移そう　と言うことになった
のだ。

移動といっても、はす向かいの席に移るだけなので、
パソコンを移動して、引き出しを引っこ抜いて交換
するだけ　といたって簡単。
ものの１５分足らずで終了してしまった。

一つだけ、そっちの椅子の方がちょっとだけ新しい
良い椅子だったので、それだけはそのまま使わせて
もらうことに。(6￣ ￣)ポリポリ

さてさて、席替えそのものは順調だったのだけれど
私の隣の席、作業用スペース　と称して空いている。
そこへ、これまで外注さんが使っていた卓上扇風機が
１つ　また１つと置かれて、最終的には　計８台の
扇風機が私の隣で私に向かって首をもたげている。(^^;

しかも扇風機に交ざって、どういう訳か優勝カップが
金色の光を放って鎮座していた。ヽ(~～~　)ノ ハテ?

どうやら、職場対抗なんちゃら　のカップらしいのだ
けれど、それにしても、こんなところに放り出されて
いるとは・・・　(^◇^;)

私、扇風機は間に合ってるし、優勝カップは全くと
言っていいほど縁もなければ必要ともしていない。

しばらく静観していたのだが、一向になくなる気配が
ないので、今日、外注さんが去って空いたほかの席に
一つずつ、扇風機を置いて回った。

誰もいないはずのがらんとした席に扇風機がポツンと
うなだれておいてある様は、ちょっと寂しげかも
しれなかったけれど・・・

何はともあれ、扇風機はあらかた片付いたものの
残る優勝カップだけは行き場が無く、結局今も
すぐ横で、まるで獲得したかのように、怪しげな
光沢を放ちながら鎮座している。
その鈍く金色に光る優勝カップを見ながら、果たして
どんな事だったら、会社から優勝カップなんてもらえる
だろうかと考えて、結局何一つ浮かばなかった、今日の
私でありました。