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カテゴリ:子育て
少し前まで、自分の事で気落ちしていて、やっと少しずつ良い方向に向いてきたと思ってたのに・・・(涙) 昨日夕方、学校から電話がかかってきた。 「もしかして・・・」 覚悟を決めて 冷静に先生の話を聴いた。またトラブルをおこしてしまったらしい。 聴いた瞬間、崖から突き落とされるような思い。再び心は暗闇の中。
友達にケガを負わせてしまった。 いったい これで 何度目なんだろう。しかも とても大事な顔にキズを負わせてしまったらしい。これも前と同じ。 下校中の出来事。帰宅途中、指導員の方も見守っていて止めにも入ってくれて注意してくれた。一部始終を学校に報告してくれたとのこと。 そして、相手の子と相手の親御さんが学校に出向き、詳しく報告してくれたとのこと。 せっかく落ち着いてきて、今までの事を思うと 随分成長したと安心していたのに・・・。 「もう ぼく 大丈夫だから もう迎えに来ないで!!」 あの言葉はウソだったの? 信じた自分を悔やむ。 この子のこと 信じてはいけなかったの? 電話があった数時間前には 下の子の保育園お迎えで、相手の子も相手の子のお母さんとも会っていた。でも その時は 何も知らなかった。 知ってしまった今、あの時の時間、平然とあいさつしてすれ違った自分を悔やむ。 電話の途中、そんな事を先生に話してみた。 下の子のお迎え等で 忙しいと思われていて、大変だろうからと わざわざ気を使って遅めに夕方に電話をしてくれたそうだった。相手の子も下の子がいて、同じ保育園に通っている。それを知らなかった為に、申し訳なかったと言われてしまった。 だから誰も攻められない。タイミングが悪かった、運が悪かったとしか言えない。 連絡を受けて、子供から事情を聴く。 答えは 「わからない。何もしてない。」 なんで。何で自分のしてしまったことがわからないの? とても大変な事をしてしまったのに。 もしかしたら 相手の子の 一生を台無しにしてしまっていたかもしれないのに。
「自分が大変な事をしてしまった」とちゃんとわかってほしくて、思ってほしくて、心から相手に謝って欲しい。 事情がどうであれ、ケガを負わせてしまった事にかわりはないのだから。結果がすべて。どんな理由があっても、ケガをさせてしまったのは「悪い事」「ぜったい してはいけない事」。 それなのに、謝りに行く事を告げると、大暴れ。「イヤだ」と 言い張る。 相変わらず「何もしてない。わからない。」 怒りが爆発しそうになる。 でも、まずは真っ先に、相手の子の家に行って、親子共々 謝りに行かなければ。 その子の家は とても近くて徒歩わずか数分の距離。 電話で連絡をとり、ひたすら謝る。そして、その後のケガの具合を聴いてみた。大事には至らなかったが、しっかりキズが残ってしまったらしい。応急処置をして冷やしたので、今のところ事なきを得ている。とのこと。 でも様子見で、明日以降どうなっているのかわからない。 「お宅へ伺って、子供と一緒に謝りたいのですが・・・。」というと 「お待ちしてます」というありがたい返事だった。
グズる長男を なんとか なだめながら、(でも今にも爆発しそうで心はイライラ) 「ちゃんと 謝ろうね、お母さんと一緒に謝ろうね。」 と言い聞かす。 先方のお宅に到着。ドキドキしながら扉が開くのを待つ。 お母さんが真っ先に出できて、相手の子も部屋の奥から出てきてくれた。 再び謝る。 私「申し訳ありません。子供が大変なことをしてしまって」 子供「ごめんなさい」 それからも、やはりケガをして帰って来てからの状況や、下校途中に起こった事を息子さんから聞いて、話してくれた。 こんな大変な事を、黙っているわけにもいかないので、学校へも報告しました。と言われた。
大変なケガを負わせてしまったのは、相手の子だったが、その子以外にも息子がなにか手を出して 危ない思いや イヤな思いをさせてしまったとか。 今でも、そのお母さんの話した全ての事が 頭をよぎる。 もう、本当に 申し訳ない気持ちで一杯になる。こちらへ謝りに伺うのも、今日が初めてではない。 きっと何度謝られても、本当は とても許せないと思う。 そんな時、息子の言った一言のせいで、顔から火が出そうになる。やっぱり本心から謝っているわけではない。わかっていない。全く反省の様子もない。絶対許せない!!! いったい何を考えているの? 更に更に 怒りが倍増。 その時には 「でも、今日は 謝りにきてくれたんだよね。」と 相手のお母さんが優しくフォローして言ってくれたのだが、きっと本当は、かなり怒っているハズ。 本当に申し訳ない。 「もう、こんな時に 何を言っているの? 」怒×100 帰宅途中しばらくは一緒に帰ってきたがあまりにも頭にきたので、子供と距離を置いて 猛ダッシュで 帰って来た。 「もう あんたなんか知らない。大嫌いっ。アンタなんか お母さんの子じゃないっっ」 言い放って逃げてきた。 泣き泣き追いかけてくる。でも それはそれっきり。 帰って来るなり、何もなかったように 平然としている息子の様子に、もう我慢の限界。 親がこんなに 心を痛めているのに、なんで平然としていられるの? 冷静になった頃を見計らって、再度聴いてみる。 答えは同じ。 「何もしていない、わからない。」 情けなくなってくる。もう イヤ!! この子が、自分のした事をわかっていない限り、どうせまた同じ事の繰り返し。 その都度、その都度 心のない「ごめんなさい」に付き合うのなんて もうイヤだ。 きっと こんな事が続く限り、相手の子にもしもの事があっても、相変わらずなのだろう。 そうなったら・・・ この子がここに存在する価値なんてあるの? もしものことが起こって、相手に将来がなくなっても、この子が平然と生きていくなんて 絶対に許せない。そんな子を産んでしまった自分にも責任がある。 もしものことが起こったら・・・ 責任をとってこの子を殺して 私も死ぬべきなんだろう。 でも 怖くてそんなこときっとできない。でもそれ以上に相手の家族の事を思ったら、やっぱり生きていく事なんてできない。この世にいられない。死にたくなる。 だったらそうなる前に どうにかしてしまいたくなる。 息子がトラブルを起こすたびに、考えてしまう。 最悪な事が容易に想像できてしまう。 本人が、ちゃんと分かっていない限り、再び起こるトラブル。こんなこと いつまで繰り返すつもりなの? なんでわからないの? もう こんな事の繰り返しはたくさん。もうイヤ!! できることなら 子供を殺して、自分も死にたい。 それができない自分が もどかしい。 誰か 助けて。 自分だけでは どうにもできなくて、連絡をくれた先生に電話をした。 「先生、すみません。 子供と話をしてもらえませんか? 私だけでは もう どうにもできません。」 家族に事情を説明して、夕方遅いめの時間ではあったが、学校で話をしてもらう事になり 出かけた。 やっぱり行く前は、「先生と話をする」そのことさえも 拒んだ。 「イヤだ。ぼく わるくないもん。」 何もわかってない息子。完全にキレる私。 それでも引っ張っていって無理やり車に乗せて 学校へ向かう。 先生が 学校の外で 待っていてくれた。
部屋を案内されて、着席して、話しが始まる。 今日あった事を1つずつ話して、それについて子供に1つずつ問う。 最初の一言、相変わらず「わからない」 先生が指摘する。いつもの学校での様子と違う事、「わからない」という答えはないと。 1つずつ丁寧に。 すると ちゃんと答えられている、わかっている。 やってはいけないこと、してはいけない事・・・。 ケガさせてしまった事も、体のそれぞれの場所に何をしたら どんなケガをしてしまうのか、どうなってしまうのか。 先生がとても上手く 息子から答えを引き出してくれた。 「わかってるじゃない!! 言えるじゃない。・・・いつものいい子の○○くんに戻ったね。じゃあ やってはいけないんだよね。」 そうなるまでに その場でも 時間はかかったが、本人も分かっているようだった。 ただ この場限りのことでないことを祈りたい。 そして 先生との約束をとりつけてもらった。 紙に書き出して、声に出して言って、名前を書かせた。 終始、見守るだけの自分。 先生が、私に うんうん(これで大丈夫だよ)と 合図してくれた。
帰り際、 「きっとなかなかすぐには良くならないかもしれないけど、一緒に頑張りましょうね」と言ってくれた。 「早い 対応をしてくれてありがとうございます。」とも・・・ 私(「えっ?」) 何度も繰り返す 息子のトラブルに 自分が゜追い詰められていたのがわかってくれたみたいで、びっくりしたけど 嬉しかった。 最後に一言 「お母さんのせいじゃないからね。大丈夫だからね。」 もう その言葉に とても救われる思いだった。車に戻って、家までの路、運転していても涙が止まらない。 理解してくれる 見守ってくれている人がいるって こんなに救われることはない。 先生に感謝しなくては。 残りわずかの2学期、再び下校はお迎えになりそうです。 トラブルを起こさせない為にも。 ちゃんとわかった事、とりつけた約束。あの場限りの事になりませんように。
そして、何よりも、 相手の子のケガが 今以上に悪くなりませんように、無事に回復に向かいますように。 祈らずには いられない。
やっぱり重たい話になってしまいましたね。 申し訳ありません。お付き合いいただき 感謝いたします。
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