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気まぐれ ぽよぽよ日記

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June 11, 2009
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 今の会社に勤務してから4年になった。
5年目になる今年、
お店が開店した当初からずっと一緒に仕事をしていた社員さんが
8月に福井県にオープンする新店舗の店長として異動となった。

 その人は 元々、福井県の出身の人で 別の会社(お店)で店長をしていた人でした。
だからこちらの会社に入った時から
 いつかは店長として どこかのお店を管理していく予定の人でした。

普通 社員は4年も同じお店に留まる事はないらしく、
 その人も ここに こんなにも長く居られるとは思ってもいなかったと話をしていました。

うちのお店は たくさんの店舗の中でも 2番目くらいに大きい面積を持つお店らしいので、
 「そろそろ異動を・・・」と最初に話があった頃には、

店長を1人にして行けれない。
と 常々断っていたそうです。

確かに あの広さの店を管理するには、男性社員(店長)1人で 管理するには
 あまりにも広すぎるので ずっと店長をサポートされていたのも納得です。

そして私達が所属する部署の 直属の上司として 活躍されていました。
 年齢は 私よりも4つ上で、私の実姉と同じ年だったので
なんとなくお兄さん的存在の人でした。
 でもやはり 仕事上の付き合いの人なので
どこまでも「上司」には変わりないのですが・・・。

お店の開店当初から居る パートさんメンバーの中で 数少ない1人として
その人と一緒に仕事をしていただけに、最初からのメンバーの人達とは
「寂しくなるね。」って皆で話していました。


今週火曜日が、最後の勤務日となったので その日は部署の今のメンバー皆で
 花束をプレゼントしました。
皆で賑やかく ワイワイ言いながら その時は笑顔で
「お世話になりました!!」
って 言っていたけど、あれから時間が経てば 経つほど
 その人とのいろんな出来事とか 貰ったアドバイスとか 思い出されて、
寂しい想いが こみ上げてきました。
 なんとも言いようのない 空虚感が襲ってきます。
変な脱力感。

仕事中は やはり 気を引き締めてなきゃいけないし、
接客業だけに集中してなきゃならないし、
でも 油断して気が抜けると、
 居なくなった現実感を突きつけられるようで、とても辛くなる。

 いつかは異動して居なくなる人だって なんとなくわかっていたのに
気が付けば 居て当たり前で、困れば その人に甘えっぱなしで
この人が居れば 何とかなるって ずっと過ごしてきた。

その人は このお店には、そして自分達にとっても なくてはならない
とても大きな存在になった。

最後の勤務の日、
あいさつしようにも きっと本人を目の前にしてしまうと
ちゃんとは言えないだろうと思って、前日に手紙を書いた。
 でも その手紙でさえも ちゃんと感謝の気持ちが綴れたのかが 疑問だ。
手紙を渡す時 そなことも一応伝えてみた。
 気持ちが届いていたらいいな。

男性に手紙を綴るなんて、ファンになったミュージシャンにファンレターを書くくらいで
本当は かなり照れる。(笑)
でも やっぱり 遠い所へ異動されてしまうから 簡単には会えないだろうから
どうしても 絶対、感謝の気持ちだけは伝えたかった。後悔しないように。
 口頭での言葉では あまりにも感謝の気持ちを伝えるには簡単すぎて
 足りない気がした。
だから手紙に、文章にして託した。きちんと伝わっている事を願わずに居られない。
 
その人の いつも朝礼でのあいさつでは
口癖のように言っていた言葉がある。
「いつものように、普段どおりに頑張ってくれればいいですよ!!
何も 特別なことはしなくてもよいです。」

こんな言葉は とても気が楽になる。
数年前 会社の中の人間関係が ギクシャクした事があり、
 最初は自分の蒔いた種だったかもしれないけど、あることない事言われて
店長には
「言われている事に対して 努力をしているのか?!」
と指摘されたことがあった。
 ある事に対しては納得だし努力は必要だけど
無い事まで言われて「努力しろ!!」には 納得できなかった。

いろんな事を指摘されるたび、
「何をどう 努力したらいいんだろう。」ってずっと手探り状態で
それでも なんとか頑張ってきた。

そんな時 当時の部署のリーダーさんと その社員さんが唯一 
自分のことを理解してくれた。
 私にはチカラ強い見方だった。
そんな状態の中、リーダーさんが家の事情で会社を退職されてしまい、
これから 自分がどうあるべきなのか不安で、
 これからどんな気持ちで過ごしていけばいいのか心配に思っていた。
 
 それから時間が経過して ある程度落ち着き始めた頃、 
黙々と作業していた私に、突然 その社員さんから
「○○さん、たくましく パワフルになりましたね!」(o^-')b
って とびっきりの笑顔で言われたことがあった。

あの時の その人の笑顔と その言葉が今でも忘れられない。

突然の事で ビックリして、思わず笑っちゃったけど 
本当は泣きそうなくらい嬉しかった。

そのときからずっと
「いつもどおりに、普段どおりに頑張ればいい」
っていう言葉が 私にチカラを与えてくれていたように思う。

その人のこちらでのお店の勤務 最終日の火曜日、
最後の朝礼でもその言葉を「私からのお願いです。」と言われていた。
そして「お客さまに対しては100パーセントの対応をしてあげてくださいね。」と。

 私が今まで携わってきた仕事といえば すべて 接客業でした。
学生の頃から、その仕事に就くまで 自分の中では
「接客業なんて、無理!!」
って思っていたのに、いざ仕事に就いて 今日まで過ごしてきて気がついたことは
 「自分は、この仕事が 好きなんだ」っていう事でした。
そんなことに気がついた頃に貰った
最後の言葉は、これからもずっと忘れられない大切な言葉になっていくと思う。

~スギさんへ~
4年間 お世話になりました。
 そしてありがとうございました。
この4年間の事 ずっと忘れません。
心より 感謝しています。














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最終更新日  June 12, 2009 01:35:22 AM
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