ソクラテス、ショウペンハウエル、そして志村ふくみさん
8月29日昨日とおとといでプラトン「ソクラテスの弁明/クリトン」を読んだ。意外にもKのことが重なってきて、予想とは違った感慨を受けた。信念を貫き、意見を曲げない態度、死に対する考えなど今の私には感じ入るものがある。9月2日染色家・志村ふくみさんのエッセー集「ちよう、はたり」を読み終わった。「創ることは汚すことである」という言葉がずさっと胸にささる。今度はショウペンハウエルの小論集「自殺について」を読み始めた。ニーチェ、ヴィトゲンシュタインからショウペンハウエルへと導かれてきた。詳しく知らなかったが、意外にも仏教への言及が多く、ここ数年の私の中での流れと結びついてくる。今年の目標の1つ、ひと月に1冊ずつ哲学書や関連の本を読むことをブランクがありつつも、細々と続けている。