Reading展のオリエンテーション
今日は11月開催のReading展のオリエンテーションに出席した。Reading展は、三位一体プロジェクトの元になる"詩の本"の、まず最初の展示になる。前日の夜遅く、"詩の本"の試作品のカバーを作り直した。止め具をつけるところまではできなかったけれど、本のタイトルは和紙を使ってまあまあイメージ通りにできたので、よかった。久々の銀座はぽつぽつ雨。オリエンテーションでは、ディレクターによる概要の説明と参加者のそれぞれ自己紹介の後、試作品をディレクターに見て頂いた。これまでの絵本とはまったく雰囲気も作り方も違うので心配したけれど、作品そのものについては予想より好感触を得られ、かなりほっとした。ダンスパフォーマンスのプランも提出し、いろいろ相談した。"詩の本"の試作品1部とプラン資料が、NYのほうの責任者に今月手渡されることになる。NYでのダンスパフォーマンスが現実味を帯びてきた。プレッシャーと緊張とわくわく感に、身体が熱くなったり冷たくなったりする思いだ。ディレクターには、NYのブックフェアの書店のひとつ、Book Courtでもダンスパフォーマンスをやらないかと言って頂いた。思いも寄らなかったので驚いた。会場がまったく違うので難しいこともあるけれど、そんなことを言って頂けるのはとてもありがたい。せっかくなので2ヶ所でやれることになったらいいな。3年前に初めてブックフェアに参加したときのことを思い出す。あのときは、喜び、期待とそれ以上に、周りの美大卒の方々の作品やその姿勢に圧倒され、打ちのめされ、劣等感に苛まれ、落ち込んだものだ。しかし得たもの、学んだものも多く、その海を必死で渡って、今ここにいる。そしてさらに無謀なことをやろうとしている。プレッシャーに負けずに、一歩ずつ落ち着いて進んでいこう。