横山操「ウォール街」
先日、久しぶりに竹橋にある国立近代美術館に行きました。開催中の収蔵作品展「MOMAコレクション」、写真撮影OKな作品が多くて嬉しかったです。10数年前から見たかった作品と、念願叶って初対面してきました!横山操「ウォール街」見た瞬間ドキン!と心臓が脈打ちました。想像してたより大きな作品だった・・・高さ3m近くあるようです。黒、白、グレー、青、赤だけの、見ようによっては抽象画のような作品。炭を使ったガサガサとした荒々しい黒が横山操らしい!とても魅力的。近くによって見上げるような角度で↓絵の中に吸い込まれてビルに囲まれているような気持ちになります。鋭角的な奥行きの表現が素晴らしくて・・!いつまでも飽くことなく見入ってしまいます。空いていてじっくり対面することが出来たのも、幸せでした。他にも下村観山「唐茄子畑」や徳岡神泉「月明」などよかったです。ブレット・ウェストンという写真家の作品群も興味深かったな。何気ないものの中から切り取るモノクロの美、ものの形の面白さ。近代美術館はこうした写真作品とも思いがけず出会えるのがいいです。近代美術館の隣にある毎日新聞本社ビル↓見上げるとまるでバベルの塔のよう・・