ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》
チケットを頂いたので、「丸紅ギャラリー開館記念展III ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》」を見てきました。丸紅ギャラリーは皇居のお隣、丸紅本社ビル内にありました。(ロビーは写真OKでした)日本にある唯一のボッティチェリ作品とのこと。写真で見るよりずっと明るく、非常に状態もよく15世紀の作品とは思えないほど!明るい水色の空に映える金髪、なめらかな白肌にほんのりバラ色の頬。ペリドットを思わせる淡い緑の瞳、遠くを見つめるその目は落ち着きと聡明さを感じさせます。白い紗との2重仕立てになっている赤いドレスの繊細な表現。明るい色彩に彩られ、背景から小鳥たちのさえずりが聞こえてきそうな軽やかな多幸感。そんな多幸感とは裏腹にこのシモネッタという女性は23歳の若さで亡くなりましたがこうした作品の中で21世紀の今でも生き続けているように感じます・・ロビーで丸紅の会社とギャラリーの変遷の展示を見ていたら・・あっ!!丸紅のコレクションの中にヴラマンクの絵、発見!しかもこの作品、特に好きな感じ!ヴラマンクの企画展やって欲しい~皇居の緑とお濠を眺めながら食事のできるレストランもありました。丸紅本社ビル、素敵なところでした。