テート美術館展
先日、テート美術館展を見に行きました。久々の六本木・国立新美術館へ。この日は夜まで延長してる日で仕事帰りに立ち寄れました。ありがたい~!サブタイトル"光~ターナー、印象派から現代へ"の通り、イギリスのテート美術館から「光」をテーマにした約120点が出品されています。写真撮影OKな作品が多くて嬉しかったです。今回のちらしにもなっているターナーの作品「湖に沈む夕日」ターナーの空気感、輝いてる!いいなあ。薄塗りなところも感嘆してしまう・・ターナーが見たくて行ったのですが、他にもいい作品がいろいろありました。ジョン・マーティン「ポンペイとヘルクラネウムの崩壊」初めて知った画家ですが、この作品には衝撃を受けました!ものすごい吸引力があり、画面奥へ奥へと目が心が引き込まれます。炎に照らされた街々の描き方が特に素晴らしくてずーっと目で追ってしまいます。火山噴火をドーム状に描くのも独創的!全体の構図や光と影の表現も素晴らしすぎて・・災害の絵なのにこの光景を生で見たい衝動に駆られてしまいます。ジョン・エヴァレット・ミレイ「露に濡れたハリエニシダ」2008年のミレイ展で見て好きだった作品。再び会えるなんて!優しいしっとりした風情、静けさ・・東洋的雰囲気さえ感じられます。後半は光をテーマにしたインスタレーション作品が多く展示されてました。動きや変化を体験する作品群です。モノクロの写真群もよかったし、好きなマーク・ロスコの抽象画にも会えました。シスレーやピサロなど印象派の風景画も安定の心地よさでした。かなり盛り沢山な展覧会に刺激を受け、いい夜でした。