カテゴリ:ウォーキング・旅
友人と2人で3泊4日の北海道旅行に行ってきました! 広々したところでゆったりしたかったし、札幌在住ブログ友達のShihoさんにも会いたかったし。 オフシーズンということもあり、レンタカーもついてるとってもお得なプランでしたが、 友人は初北海道、私は子供のころの家族旅行以来でほとんど初心者同然。 あまり欲張らず、無理をせず、札幌、小樽、積丹半島一周、と 地域的にはこぢんまりと周ることにして、いざ出発! 朝の羽田空港。8時半のフライトでした。 5時起きしたのでねむい~~。 1時間半のフライトで新千歳空港に着いてしまいます。 北海道は遠いイメージでしたが、案外早くてあっけないくらい。 降り立ってみると、さすがに寒い。 おなかがすいたので空港でさっそく札幌みそらーめんを食べ(いまいちでした) レンタカーの手続きをして、いざ札幌へ! 平日昼間の千歳~札幌の幹線道路は大型トラックがびゅんびゅん飛ばしていて 最初ちょっとこわかったけど、だんだんすいてきて、快適に運転していきました。 黄葉した白樺の並木が美しく、「ああ、北の地に来たんだなぁ」と実感。 見たことない赤い実をつけた木々(ナナカマド?)や、大きな葉っぱをつけた木などが 道路脇に植わっていて、いちいち珍しく眺めました。 また、ほとんどの信号が縦型だったり、交差点の名前が信号機ごとに異なっていたり、 停止線の青く四角い標識がやたら多かったり、さまざまなことを発見しては 歓声をあげていました。 やがて1時間ほどで札幌のホテルに到着。 チェックインを済ませ、部屋でひと休み。 友人は軽い興奮と疲れからお昼寝モードに入ってしまったけれど 私は寝付けなかったので、ホテル内の絵画を見に周ることにしました。 このホテルは30数点の絵画作品を飾っており、現代美術が多そうだけど 中にはダリとか藤田嗣治とかの作品もあるのでそれを楽しみにしていました。 ホテルの方にプリントしてもらった"鑑賞コース"のマップを片手に、 宝さがしに出かける気分でわくわくしながらホテル内、ロビーや回廊や エレベータホールひとつひとつを訪ね歩きました。 ダリ発見! サルバトール・ダリ「二人」 中2階にある細いギャラリーで、マップがなかったら 行かないような場所にひっそりありました。 退廃的であやしいです。 全部歩き回りましたが、フジタの作品は見つけることはできませんでした。 逆に、マップになかった作品が展示されていたりしたので、 多少入れ替わりがあるのかも・・残念。 メインのロビーには森秀雄という画家の一連の作品が飾ってありました。 森秀雄「偽りの青空 不条理の分解」 もろく崩れる白いトルソーと、のっぺりした空の青。 高島常雄「みなと」 大きな帆船に裸婦像が重ねられている。 どこかヨーロッパの港町の情景が硬質でありながら郷愁的で、いい。 松田穣「3人」 思い思いに座る3人の女性の服や背景の、黄、黄緑、オレンジ、茶など 黄系の色のハーモニーが穏やかで心地いい。 真椰レイ「真夜中へのいざない」 インパクトがありあやしい。 青空の服をまとった女と、闇の服をまとった女。 ジェラルド・フェルダイク「飛び込む水の音」 ぱっと見て、日本的、とまず思ったが、 芭蕉の句をモチーフにした抽象的な作品らしい。 上の句の作品もあるらしいけど、このときは展示されていませんでした。 なかなか面白い試み。 マーク・コスタビ「青」 タイトルの青よりも、赤と黄と黒のコントラストが強烈で、不穏。 その不穏さに対し、憂いと不安が青となって垣間見える、という構図なのかもしれません。 島田章三「花を持つ」 タイトルに比べ、暗いイメージ。不吉なニヒルな黒と淡い黄色の対比。 逆三角形の構図が、やはり不安を誘う。 杵渕やすお「空挺の道化師たち」 中世の城館のこうした硬質な雰囲気が好き。 道化師たちは不気味とも言えるが、何故かこの作品は不吉な感じはしなくて、 古い秘められた世界からの調べが聞こえてくるよう。 ひと通り鑑賞コースを終え、友人もお昼寝から復活したので、 札幌の街へ出かけました。 ホテルから豊平川と札幌の街の眺め。あいにくの曇りです。 街の並木の紅葉がきれい! 狸小路(たぬきこうじ)という、アーケード街をぶらぶら。 名古屋出身の友人が言うには、札幌の街は名古屋ととてもよく似ているそうです。 私も名古屋近郊に数年住んでいたので納得してしまいました。 テレビ塔、大通り公園、そして繁華街。 この狸小路は名古屋の大須という大衆的なアーケード街によく似てます。 猥雑な路地がちょっとHIPHOPな(?)雰囲気。 質屋さんの前に熊の剥製。さすがに北海道だ・・・・ 狸小路を出て、今度は札幌駅へと続く大通りを北上。 かわいい路面電車。 時間があれば乗りたかったけど。 仕事帰りのShihoさんとの待ち合わせ時間まで お茶したり、駅ビルでお買い物したりして過ごしました。 札幌駅前の、予想よりもずっと人が少なくゆったりした空間は意外でした! 駅ビルもゆったりしていて、座って休むところもたくさんあって、快適。 東京が人が多すぎで、それに慣れちゃってるんだなあ・・ Shihoさんとは昨年春に東京で会ってから、1年半ぶり! あいかわらず元気でおしゃれでかわいかったです。 Shihoさんおすすめの居酒屋さんに連れて行ってもらいました。 そこはShihoさんのカメラの師匠がやってるお店で、 Jazzの流れる、地下のひっそりした小さな店でした。 ときどきライブもやるそうで、Shihoさんもここでサックス演奏したそうです。 さてさてうまかった料理の写真はこちら! (残念ながらこのときは私のデジカメはご機嫌ななめで写真撮れませんでした) びっくりするほど大きいホッケ。 じんわりおいしいカキの酒蒸し。たっぷりの海鮮串揚げ。 辛口のさっぱりした日本酒を飲みながら、毛ガニもむしゃむしゃ食べました。 そして最後に、これまでの私的イクラの歴史を塗り替える事件が!(笑) こんなうまいイクラ丼は初めて!! ひどく上質な玉子かけごはんの味・・玉子かけごはんと言ってしまうと語弊があるけど、 ほんとに生臭さもまったくなく、とろりとしたイクラと、 ほどよい固さの白米と、主張しすぎない絶妙なたれの味がからまって 幸せな気分になってしまいました。 はあ~・・・観光客では行けない店に連れていってもらって ほんとに感謝です。Shihoさん、師匠と奥様、ありがとうございました! Shihoさんとはそのあとお茶をしました。 ひと昔前の学校のような、ひんやり無機質な壁や廊下や階段をした雑居ビルにある、 おしゃれで落ち着いたカフェ。 こんなミスマッチが札幌スタイルなのかなあ?不思議で面白い空間。 近くにあったら入り浸ってしまいたくなるカフェです。 Shihoさんといろんな話をしました。去年よりも打ち解けて話せて楽しかったなあ。 北海道旅行初日の晩は、ひどく寒かったけど、 ほかほかと心のあたたかくなる晩でした。 2日目に続きます♪ 北海道2日目は、札幌の場外市場と小樽です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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