カテゴリ:アート
この土日は興奮し、高揚した2日間だった。 土曜日、注文してあった広春先生の走墨作品集を受け取った。 B4版サイズの、ずっしり重い高価なものゆえ、 これまでは買いあぐね、教室にあるものをときどきめくって満足していた。 しかし今年は作品展の年だし、やはり手元に常に置きたいと思い、 思い切って申し込んでみたのだ。 作品集の中表紙には、購入した人それぞれに 名前と、何かしらメッセージを先生が書いてくれるのは知っていたけれど、 私のを開いてみると、思わず目を見張ってしまう走墨作品が描かれていた。 右ページには"華になる"という文字。 "華"が黒いドレスの、凛とした女性の立ち姿のように描かれている。 そして左ページには踊る人の姿、その動き、衣装のひるがえりが 躍動感をもって描かれていて、 これは私だからこそ描いて下さったモチーフだとわかり、 思わずじーんとしてしまった。 2万円以上するこの豪華な本に、こんな作品を描くのには 大変なエネルギーと集中力が必要だろう。 本当にやり直しが効かない作業だ。 高価だから、と買いあぐねていたけれど、 先生にとっては一冊一冊売ることさえ、真剣勝負なのだと思うと、 本当に頭の下がる思いがした。 この中表紙の生の作品だけでもじゅうぶん購入金額以上の価値がある。 私は嬉しさのあまり、ぴょんぴょん飛び跳ねてしまい、 そこに集まっていた人たちに大いに笑われてしまった。 こんな嬉しさは久しぶりだ。 意欲もわいてくる。 作品展に向けて真剣に取り組んで、いい作品を書きたいと改めて思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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