カテゴリ:思索・読書
"おとない"という言葉が気になっていた。 "おとない"という言葉はきいたことはあっても はっきりと意味を知らない。 で、何故だか急に先日から気になっていた。 ネットの辞書で調べてみた。 1 訪れ。訪問。 2 音がすること。その響き。また、音から判断されるようすや気配。 3 評判。とりざた。 日本書紀に"響"と書いて"おとなひ"と読ませる記述があるらしい。 古語辞典に"音なひ"や"訪なひ"と表記されているものもあるらしい。 音をたててやってくること。 それは昔、神の訪れをあらわしていた。 以前、"おとつい"という言葉がやはり気になったことがある。 ある人のブログで、"おとつい"は正しくなくて、 "おととい"という表現のほうが正しい、というコメントがあったから。 しかし気になって調べてみると、実際は"おとつい"という言葉のほうが古かった。 "遠つ日"と書いて"おとつひ"。 それが転じて"おととい"という言葉になり、 現在ではこちらのほうが広い地域で一般的になっているようなのだ。 私自身も"おととい"を子供の頃から自然に使ってきたけれど "遠つ日"、なんて美しい言葉だろう! この語源を知ってからは"遠つ日"という言葉にひどく憧れるようになった。 "おとなひ"と"おとつひ"。 いつかそんな言葉を使って詩を書いてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.23 01:09:48
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