カテゴリ:思索・読書
先日友人のGと、キリスト教、仏教、古代ギリシャ・ローマ時代の思想などを比較して 話をしてから、思い立ってまた仏教の本を読み始めた。 昨年末に購入してからそのままになっていた「スッタニパータ」。 原始仏教に一番近い、シンプルな言葉でブッダの言葉を伝えている書物。 その中の「犀の角のようにただ独り歩め」、この言葉がつきささる。 仏教の厳しさ、ある意味"救われなさ"は、私に心地いい。 ひとり、立つことが何故こんなにも困難なものなのか。 私は自分の心が欲するものに対してさえ、ひとり立てていない。 情けない。悔しい。どこへ行けばいいか何も見えていない。 本来の希みから遠ざかってしまって。 どうしたらいいのか。 このまま進めなくなってしまうのではないかという恐怖。 楽なほうへ流れていく自分。 食い止め、いい流れのほうにのせなければ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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