テーマ:旅の写真(3472)
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3月8日、パリからバスで5時間揺られ、フランス北西部のノルマンディ地方へ。 世界遺産モン・サン・ミッシェルに向かいます。 バスから見たフランスの田舎の風景。 果てしなくなだらかな丘陵や平野が続き、 フランスが農牧に適し、恵まれた国であることを納得。 モン・サン・ミッシェル遠景。 この日は最高気温2度、海風も強く寒い日でした。 モン・サン・ミッシェルは、"聖ミカエルの山"という意味です。 大天使ミカエルは、キリスト教の天使の中でも最も力の強い天使で、 この地方のオベール司教の夢にあらわれ、この孤島に聖堂をつくるよう お告げをしたのが始まりだそうです。 石の外門。光と影に魅かれます。 敵の侵入を防ぐ跳ね橋のついた"王の門"。 修道院だけでなく、城塞だったり牢獄だったりしたこの島の、 入り口を固く守ってきた門ですが、 私には童話の世界が思い起こされました。 中の通りの壁にはさりげなく聖母子像が。 島に入ったすぐのところにあるカフェでひと休み。 お向かいにはオムレツやガレットが名物のプーラールおばさんの食堂。 島内の郵便局の看板がかわいい。 島内では入り組んだ道を昇っていきます。 そびえたつ修道院を見上げつつ進みます。 石の谷間にいるような感覚を覚えます。 建物から突き出ている彫像はシメール(キマイラ)という、怪物だけど守り神。 中世を思わせる橋。 修道院の聖堂の尖塔。 その頂には大天使ミカエル像が黄金に輝いています。 聖堂の内部は、数百年に渡って建築され補修などがあったため、 後部と前部では建築様式が異なります。 ↓聖堂内後部はロマネスク様式です。 淡い緑、赤褐色、黄褐色などの穏やかな色あいのレンガが美しい。 ロマネスク様式は円天井と、上部が円くなった窓が特徴です。 ↓聖堂内前部は、後の時代のゴシック様式。 こちらは幾何学的に張りめぐらされた天井の梁が特徴です。 窓も、より装飾的になっています。 左には大天使ミカエル像。 剣と天秤を持ち、足元にはドラゴンを踏みつけています。 聖堂の見事な建築や高い天井に圧倒された後は、 小さな中庭に出て、ちょっぴりほっとします。(つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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