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「結婚」という文字が 最初にアタマを過ぎったのは。 16歳になったばかりの今頃 だった気がする。 8:15am。 一緒に観るNHKのドラマ。 おかあさんの弾んだ声が聞こえる 居心地のいいリビング。 後ろから。 優しいあなたに ぎゅう~って抱きしめられる。 8:30am。 バックを手に。 一緒に玄関へ向かい、外に出る。 テストの日の朝は。 お守りのように腕時計を交換して。 郵便局のある交差点で、手を振って行く。 おんなじ おウチに一緒にいられること。 おんなじ おウチから一緒に出られること。 朝のデートを重ねるうちに 好きって気持ちが 大きくなっていった。 ダイスキなあなたと。 ずーーーっと一緒にいたいと思った。 当たり前のことのように。 「結婚する」って思った。 ‘3年くらいキチンとお勤めすれば、結婚資金も十分貯められて 寿退社できる’という両親の言葉を鵜呑みにして。 21歳で結婚できるんだ って思ってた。 朝のデートのような 幸せな時間が、ずーーーーっと続くと思ってた。 ダイスキな あなたの手を離さずに あなただけを見て あなただけの声を聴いていたら。 結婚 できたのに ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月13日 02時35分07秒
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