国指定史跡 見沼通船堀(埼玉県さいたま市緑区、川口市)
【見た日:2021年(令和3年)10月23日(土)】 ※ 公式HPより 享保16年(1731年)に開通した、見沼代用水路東縁及び西縁と芝川を結ぶ総延長約1,040メートルの閘門式運河です。代用水路と芝川の水位差が3メートルもあったため、途中それぞれ2箇所の関を設け、水位を調整して船を通していました。 通船堀の開通により、見沼で取れた米などの農産物が江戸に運ばれ、江戸からは肥料や荒物が水上交通によりもたらされました。昭和初期にはその役割を終えましたが、近世の土木技術、流通経済を考える上で貴重なものです。なお、通船差配役であった鈴木家住宅、通船関係者の信仰を集めた水神社、木曽呂の富士塚(川口市)も指定地に含まれています。 ※ 見沼通船堀東縁※ 芝川 ※ 見沼通船堀西縁 〈見沼通船堀:埼玉県さいたま市緑区大字大間木、大字下山口新田、川口市大字東内野〉