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カテゴリ:酒(日本酒)
【飲んだ日 2020(令和2)年11月1日(日)】 ※ 公式HPより 生酛造りは、日本酒造りの出発点 -久保本家酒造杜氏 加藤 克則- 酒造りは掃除から始まります。酒造り中、蔵の中の掃除が行き届いていないのはいただけません。人の口に入るものを造っているのだから、まして自分たちが一番飲むのだから。手を抜かずに掃除をやってほしいと言うと、蔵人たちは言われたこと以上のことをやってくれます。指示された以上のことができなければ、まっとうな生酛純米酒はできないと考えて酒造りを行っています。 酒造りをする前は、生酛純米酒を造ることがゴールでしたが、プロの造り手となった今は出発点。生酛造りは、日本酒造りの基本であると考えます。 香り系の速醸酛の造りとは違う、米洗い・蒸し・麹・酒母(しゅぼ)・醪(もろみ)それぞれの操作、作業があり、ある意味完成されています。生酛造りの作業の一つ一つの道理を理解してこそ、新しい技術である速醸を、難なく行うことができるものと考えています。 「生酛のどぶ」は、白身のお刺身には合わせにくいですが、赤身の魚や肉、野菜の煮物やおひたし、乾物まで普段の料理によく合うと思います。あまり自己主張しないお酒です。割水燗にして、食中酒として飲むのが一番落ち着く飲み方です。 麹の出来が不十分で、イラ湧きしたような薄っ辛い酒は、本来の辛口ではないと思います。麹を栗香を超えるまで造りこみ、その強い酵素力により糖化された糖を、余すところなく発酵させること。雑味が全く感じられなくなるまで発酵した醪こそが、ちゃんとした辛口だと自分は考えます 人気の高い「どぶ」の生原酒! 「生もと造り」のもろみを荒ごしして、醗酵中の"もろみ"をたっぷり残して瓶詰め 本来はまだまだ硬さの残る"生もと造り"の生原酒ですが、"もろみ"のクリーミーさが口当たりを柔らかくし、まろやかさのある味わいとなっています♪ "にごり酒"ながら、甘口ではなくキレも良いので、料理との相性も良く、幅広く楽しんでいただけます。 ふくよかな米の旨みに、澱酒ならではの旨み。 ※ 生酛のどぶ 〈魚浪人(ぎょろうにん):埼玉県さいたま市浦和区高砂1-13-10〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月03日 14時15分49秒
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