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テーマ:寺社仏閣巡りましょ♪(2892)
カテゴリ:歴史同好会(寺社仏閣巡り)
【参拝日:2023年(令和5年)8月22日(火)】
※ 公式HPより 約1300年前の7世紀、現在の茨城県は常陸国と呼ばれていました。広大で海山の幸に恵まれたこの国は全六十余国のうち最上の「大国」とされ、常世の国とも称される憧れの聖地でした。 常陸国の中心地である国府があった場所が旧茨城郡、現在の石岡市です。茨城の県名はここに由来します。国府の長官である国司が執務した国衙跡の遺跡は近年の大規模発掘に伴い国指定史跡に登録されました。 国衙の南側にかつて倭武天皇(ヤマトタケルノミコト)が腰掛けたと伝わる「神石」があります。日本百名山の一つ「筑波山」、日本第二の湖「霞ヶ浦」の悠々たる美景を同時に望めるこの場所に創建された「総社」が常陸国総社宮です。 総社とは、それぞれの律令国に鎮まる八百万の神々を国衙近くの一ヶ所に合祀した神社であり、全国で55社が確認されています。国司たちは総社を拝することで自らが治める国の数多の神々に祈りを捧げたのです。徳川光圀が『大日本史』編纂のために参照したと伝わる社宝「総社文書」は連綿と続く当宮の歴史を今に伝えています。 長大な歴史の波に翻弄され祭祀を中断せざるを得なかった総社もある中で、当宮は創建以来絶えることなく「国府の神祭り」を続けて参りました。その現在の形が最大の祭典である9月の例大祭です。地域を挙げて祝われるため「石岡のおまつり」とも呼ばれ、全国から数十万人もの参拝者が訪れます。 境内最古の建造物である本殿は平成28年に大規模修復を完遂し、人々の崇敬を益々集めています。 常陸国総社宮は常陸国の神々をお祀りしています。国学者・本居宣長が主著『古事記伝』に述べるように「神」とは海川山野に宿る霊など、人間には理解しがたい力を持つあらゆる存在を指します。常陸国の神々とは『常陸国風土記』に記された常陸国の豊かなる自然そのものと言えるかもしれません。 常陸国府では当国一宮・鹿島神宮に対し現在まで続く「青屋祭」を営み、格別の崇敬を示してきたことが伺えます。また二宮・静神社、三宮・吉田神社を始め、当国の延喜式内二十八社との関係が示唆されます。 江戸時代に祭神の再考証が行われ、現在では特に以下の六柱の神々を称え、境内の十二末社には特に著名な神々を個別にお祀りしています。 ※ 常陸国総社宮 〈常陸国総社宮(茨城県石岡市総社2-8-1)〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月22日 22時50分46秒
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