🎊 明和町の史跡斎宮が日本遺産に認定! 🎊
~~~以下YOMIURI ONLINE 記事より抜粋~~~
文化庁が24日発表した「日本遺産」に、明和町の「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」が県内で唯一認定されたのを受け、同町の中井幸充ゆきみつ町長は同日、記者会見し、国史跡「斎宮跡」(約137ヘクタール)などを生かしたまちづくりに今後一層、力を入れる考えを明らかにした。皇女「斎王」が京都から出発し、斎宮まで赴いていることから、関連自治体とともに「斎王サミット」の開催も目指すという。
斎宮は、飛鳥・奈良時代から南北朝時代までの約660年間、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神あまてらすおおみかみに仕えた「斎王」の宮殿などがあった拠点。1970年度から跡地の発掘調査が始まり、79年に国史跡に指定された。現在、県が今夏の完成を目指し、当時の役所の中心だった正殿や東西脇殿の計3棟の復元工事を進めている。
日本遺産は、遺跡や重要文化財などを一体的に認定してPRし、地域の魅力アップにつなげる事業。明和町は今年3月、斎宮跡に加え、斎宮歴史博物館に所蔵されている出土品など計12件を日本遺産に申請した。中井町長は会見で「一帯はかつて土地開発の動きがあったが、地元の人たちによって守られてきた」と述べ、「国の平安と繁栄を祈った斎王を全国に情報発信したい」と意欲を燃やした。
~~~以下 伊勢新聞 記事より抜粋~~~
【多気郡】文化庁が二十四日に認定した「日本遺産」に県内で唯一、明和町の「祈る皇女(こうじょ)斎王のみやこ 斎宮」が選ばれた。天皇に代わって伊勢神宮に使えた皇族女性「斎王」の物語が日本の宝として認められ、地元では「魅力を全国に発信したい」と喜びの声が上がった。
今回の認定では、国史跡斎宮跡や斎宮跡の出土品、竹神社など同町の十二の文化財を一体に捉え、斎宮を中心とした日本独自の歴史文化として評価された。
中井幸充町長は「地元の人たちによって幻の宮・斎宮が大事に守られてきた。国の安泰を祈り続ける思いが、日本の精神として引き継がれていると思う」と述べ、認定を歓迎した。
今後は国内外の観光客に対応するため、多言語の案内看板の設置や、外国語のガイドボランティアの養成などに取り組むといい、「斎宮の魅力を全国に発信したい」と意気込んだ。
斎王は未婚の皇族女性から選ばれ、国の平安と繁栄を祈り、都を離れて斎宮で生活。伊勢神宮に赴くのは神嘗祭(かんなめさい)など年三回だけで、それ以外の日々は斎宮で祈り続けたという。
飛鳥から平安時代の六百六十年間で六十人以上が斎王となり、二百人ともいわれる従者を従え、斎王群行という旅をして都から斎宮に向かったとされる。
ストーリーの概要は次の通り。
古代から中世にわたり、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えた「斎王」は、皇女として生まれながら都から離れた伊勢の地で、人と神との懸け橋として、国の平安と繁栄を願い、神への祈りを捧げる日々を送った。
斎王の宮殿である斎宮は、伊勢神宮領の入り口に位置し、都さながらのみやびな暮らしが営まれていたといわれている。
地元の人々によって神聖な土地として守り続けられてきた斎宮跡一帯は、日本で斎宮が存在した唯一の場所として、皇女の祈りの精神を今日に伝えている。
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伊勢斎宮の歴史と文化
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