カテゴリ:仕事
SEをやっている頃、 一時期ですが会計パッケージソフトの開発もしていました。 科目マスタに課税区分というのがあり、 確か、売上課税と仕入課税、非課税、免税などの分類を設定していたと思います。 これを何に使うかというと、 消費税申告書を作る際に、売上課税の科目残高から仕入課税の科目残高を引いた額に 税率(今だと10/110)を掛けたものが納める消費税額と記憶しています。 売上から仕入を引いた額は粗利とよばれ、 消費税はこの粗利に対して、 税率を掛けたものになります。 粗利に対して、 人件費などの非課税仕入を引いた金額を 純利益といいます。 法人税はこの純利益に対して、 税率を掛けたものになります。 消費税は粗利に対して、 納める金額がきまるので、 人件費を仕入に転嫁(派遣や契約社員)すれば、 納める税額は減ります。 平たく言えば、 社員がやっている仕事を外注にかえて、 社員を減らしくいくこと。 消費税額が上がるということは、 人件費を仕入に転嫁する傾向が、 ますます強くなると想像できます。 インボイス制度とは、 人件費を仕入に転嫁した際、 外注した先が免税事業者だと、 仕入として計上できなくなる制度です。 そう考えると、 人件費にかかっていた消費税を、 外注先(免税事業者)に転嫁するための制度といえないでしょうか。 消費税は、源泉徴収のような預かり金の扱いではありません。 買った商品やサービスに含まれる対価の一部です。 ポチッとして頂けると、 次のコンテンツを作成する励みになります♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.04 15:07:19
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