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カテゴリ:短いお話
は? 車を運転する友人の隣で俺(筆者)は驚いた。なんと信号待ちで停車中の目の前(ちょっと横)になにやら変なものが落ちている。 それにしても亀っぽい。。 俺はすぐに助手席から降りてそれを確認しに行った。 やはり亀だった。しかも死んでいる。なんで!?こんなところに。。 もしや渡ろうとして車に踏まれたのか?いや、その形跡はない。ただ亀の口元には変な糸が絡まっていた。 半信半疑で俺はその亀を川沿いにそっとおいてあげた。するとその刹那、「ぽ~ん」と空中を舞う物体に気づいた。 へ!? なんと空中を亀が舞ってるのだ!!! 俺は意味も分からずその亀が飛んできた方向を確認した。 おっさんだ。おっさんが釣りをしていてたまたまひっかかったのだろう。それでも亀を路上に投げる意味が分からない。 とにかくいろんな意味でむかついた。 まだ言ってなかったけど俺、亀がめちゃくちゃ好きだ。家で飼っている。というより家族だ。 妹と言ってもいい。そんな妹の同胞を……。 おっさんはこちらを見ていた。俺もおっさんを見ていた。かなりの間にらみ合いが続いた。 そのうちおっさんが釣りに目をうつしたので、俺はまた投げつけられた亀を(死んでいた)川沿いに(おっさんの近くにわざと)おいてその場を後にした。 その後、実はずっと近くで見張っていたが、それ以後路上に亀は投げつけられていなかった。 次やったら警察に通報するつもりだったのさ!俺の親友達(亀)をいじめるやつは許さん。 唯一俺の、心の許せる仲間を(亀や動物)いじめるやつは許さん。 以上、これはマジに起こった痛ましい事件でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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