とっても奇異な物語。(その3)
(・・・その2から続く)さて、「ホテル・ハイタワー」を訪問した記念の写真をアトラクションの併設ショップ「メモラビリア」で購入して、私達が建物の外に出たのは13:45頃でした。14:00からの「ビッグバンドビート」に間に合いそうだったので、私達はすぐそばの「ブロードウェイ・ミュージックシアター」に向かいました。全く待つことなく会場内に入ると、一階の真中ブロックの前方寄りの席は既に殆ど埋まっていましたが、他の場所ならばまだ席を選ぶ余裕がありましたよ。ショー終了後、私達はもう一度「タワー・オブ・テラー」に行ってみました。この時、時刻は14:35くらいでしたが、FPは「19:30~20:30」の物を発券中、スタンバイ待ち時間はちょうどハーバーでの「レジェンド・オブ・ミシカ」のショーと重なっていたせいかやや短く「30分」となっていました。(実際はエレベーター乗り場まで20分ほどでした。)今回の「ホテル内ツアー」は、先ほどのツアーと少しだけコースが違っていました。案内されたエレベーター乗り場も先ほど初めて体験した時とは別の乗り場、エレベーターの動き方も先ほどとは少し違っていました。どうやら「エレベーター乗り場」は全部で6ヶ所あるようで、どこに案内されるかによってその後の内容が少しずつ異なるようでした。エレベーターを降りて併接のショップ「メモラビリア」の店内へと入って行こうとすると、入口で女性キャストさんが「タワー・オブ・テラー ミステリーガイドブック」というアトラクションのパンフレットを配っていらっしゃいました。そのパンフレットには、このアトラクションで私達が追体験する、ホテルのオーナー「ハイタワー3世」を襲った恐怖の出来事の原因は「彼のコレクションのひとつ『シリキ・ウトゥンドゥ』という像の呪い」だという事が書かれていました。アフリカの秘境で地元の部族から買い取った偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」に対しての彼の敬意が足りなかったために、ハイタワー3世は悲劇に見舞われた、というお話でした。・・・でもねえ、あんなにたくさんの彫像や人形や仮面や鎧や・・・。世界中いたるところから、そういった何か「人間の思い」がこもっているような品々を、経済力があるのをいいことに買い集めて自分のもとに置いていたのだとしたら、たとえ「シリキ・ウトゥンドゥ」に呪われなかったとしても他の何かに呪われそう。ハイタワー3世があんな酷い目に遭ったのは「シリキ・ウトゥンドゥ」のせいだけじゃなくて、あのホテルの中に澱んでいる大量の「想念」のパワーのせいじゃないの~?・・・そんなことを私はとりとめもなく夫と話しながら、15:20頃シーのゲートを出てイクスピアリ駐車場へ戻りました。帰りの車の中でも、ああでもないこうでもないとホテル・ハイタワーについての話題は次から次へと飛び出して、ホテルとそのオーナーの奇異な物語を巡る私達の妄想は尽きる事はありませんでした。この先しばらくは、シーに行って聳え立つあの建物を目にする度に、私達のこの「とりとめの無い妄想話」はきっと何度も繰り返されることになるのだと思いますよ。(2006年9月4日グランドオープンの「タワー・オブ・テラー」について詳しくお知りになりたい方はこちらへ・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇