天使の代わり。
こまごまとした目的を果たしに、舞浜まで電車に乗って出かけてきました。(なので今日の日記は簡単になります。多分。)今年のクリスマスイベントが始まってから二人揃って電車で舞浜まで来たのは初めてだったので、私達はリゾートライン各駅のクリスマスデコレーションなどをカメラにおさめながら寄り道をしつつ、11:45頃ディズニーシーステーションに到着しました。(リゾートラインに乗って、シー以外のTDR内のクリスマスの様子を見てみたいというのも、今日の目的のひとつだったのです。)考えてみたら、ハーバーサイドクリスマスが始まってから私達が二人でシーのパークの正面ゲートから入場したのは今日がまだ二回目です。前回こちら側のゲートから入場した時はお天気が雨だったということもあって、エントランス側のミラコスタ通り入り口上の飾りをゆっくり眺めることもできなかったので、今日はしっかりと見させていただきましたが、今年は両脇に少しだけ使われている紺色が印象的だなー・・と思いました。エントランスで何枚か写真を撮った後、私達は「ビッグバンドビート」目指してブロードウェイミュージックシアターへ行きました。時刻はちょうど12:00頃。当然のことながら「12:15」の回への入場は締め切られていてシアター前では次の「13:45」の回の待ち列への案内が始まっていましたが、私達が列最後尾についた時点で既に300~400人の方が並んでいらっしゃったようでした。そしてこの回への入場は、12:45頃(ショー開始一時間前)に定員に達したため締め切られました。入場後は私達は中央ブロックの後方の席を選びましたが、サイドブロックならばまだまだもっと前方の席もたくさん空いていました。ショー終了後シアターの外へ出たのは14:20くらいでした。この時シアターの前では、まだ次回「15:45」への入場の列への案内がなされていましたよ。それから私達は「レジェンド・オブ・ミシカ」開始直前のメディテレーニアンハーバーを通り抜けて「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」へお昼を食べに行きました。この時間(14:25頃)「ザンビーニ・・」への入り口が面している階段側の道は、ショー開催にともなって通行止めになっていましたが、ゲスト整理に当たっていらしたキャストさんにレストランを利用したい旨を告げると道をあけて「行ってらっしゃい」とこころよく通してくださいました。ショー開始直前と言うこともあってものすごく空いていた注文カウンターで、私たちは「ハーバーサイド・クリスマス」のスペシャルセットとリガトーニを注文し、今日はせっかく電車で来たので(夫もアルコールをいただけるので)ザンビーニブランドラベルのボトルワイン(白)も一本注文しました。ワインの首にかけてプレゼントしてくださる鍵の形の「ワインメダル」は、いつのまにか銀色の物からちょっと金色がかった物に変わっていましたよ~。(リボンの色も変わっていました。)この時間のザンビーニ・・店内は人が少なくて、ハーバーでのショー終了後もとり立てて混雑もせず、のんびりゆったり食事をすることができました。食事を終えてお店を出たのは15:30頃でした。私達は再びアメリカンウォーターフロント方面へ向かい、「ビッグバンドビート」本日最終回の待ち列に並びました。(これも今日の目的のひとつでした。)今年のシーのクリスマスでは、昨年にも増してビッグバンドビート“クリスマス・スペシャル”の人気は凄まじいものがあるようで、私達が最終回(18:45の回)待ち列最後尾についた時には私達の前にはもう50人~60人以上のゲストが並んでいらっしゃいました。(15:50頃。)周辺が混雑していたせいか、待ち列を作る場所もいつもとは違い「タワー・オブ・テラー」前の車道上になっていました。今日は日曜日なので、土曜日よりはまだ混雑状況も穏やかなのかな~と漠然と思っていたのですが、「ビッグバンドビート」の混み方だけをみるとそうとも言いきれないようです。私達はそれから17:00過ぎまで、この場所でなんとなく落ち着かない思いで過ごしましたが、振り返るとちょうどそこに夕空を背景にSSコロンビア号の姿が見えたりもして、ちょっとだけ慰められたような気持ちもしましたよ。ビッグバンドビートの最終回への入場はいつもどおり開演30分前の18:15で、私達は今回は(三時間前に並んだにもかかわらず)ゆっくり席を選べる先着数十組には入っていなかったのですが、夫の希望する席に座ることができました。楽しくショーを観た後はまっすぐハーバーへ出て、エントランス方向へ向かいました。通り過ぎる時にちらっと見たメディテレーニアンハーバーは「キャンドルライト・・」まで一時間を切っているというのにゲストの姿はやや少なめで、ピアッツァ・トッポリーノのハーバー正面の立ち見エリアの最前列にもまだ空きがあるほどでした。(風向きの関係か、「リドアイル」は完全立ち入り禁止になっていました。)そうして私達は19:30にはシーのゲートを出て、ディズニーシーステーションからリゾートラインに乗り込みました。・・といっても、このまま帰宅したわけではありません。今日の私達にはもうひとつ、「東京ディズニーランドホテル」のクリスマスイルミネーションを見に行くという目的があったからです。ディズニーホテルのオフィシャルHPには――初めてのクリスマスを迎える「東京ディズニーランドホテル」のイルミネーションは、まるでピクシーダストを振りかけたかのようにライトアップされ、特別な季節を彩ります――とありますが、いったいどんな感じになっているのでしょうか。ディズニーランドステーションでリゾートラインを降り、駅のホームからホテルの前の広場「ミッキー&フレンズ・スクウェア」を見下ろすと、そこにはHPの文言どおりの、細やかな小さな光のベールを纏った木々の姿がありました。私達は駅舎から出て「ミッキー&フレンズ・スクウェア」に降り立ち、冬の澄んだ空気の中で控えめに輝くお庭を眺めました。それは、大仰なことは何もなく、本当に小妖精ティンカーベルが忙しい天使達に代わって小さな体で草木の間を飛び回って妖精の粉を精いっぱい撒き散らしたようなささやかな、静かなあかりに彩られたお庭でした。私達はお庭をひとしきり眺めた後、少しの間だけホテルに入館してロビーなどの飾り付けも見せていただきました。クリスマスイベント中の日曜日の夜ですから レストラン利用客などが多くてホテル内は混雑しているのかなー・・と思って行ったのですが、この時間(20:00頃)東京ディズニーランドホテルのロビーにはゲストの姿は数えるほどしかなく、あまりにひっそりと静まりかえっていて拍子抜けするほどでした。こちらのホテルの宿泊ゲストは目の前にあるディズニーランドで一日中遊ぶ方が殆どのようですから、夜のパレードやショーや花火に重なるようなこの時間帯にホテル館内ががらーんとしているのは当たり前のことなのかもしれませんが、一日中色々なゲストで賑わうミラコスタのロビーフロアの様子に慣れっこになっている私にはちょっと不思議な光景でした。そしてホテル内のパブリックスペースのクリスマスデコレーションは・・というと、こちらの方も実に控えめな自然な仕上がりで心安らぐ感じがしました。ホテル自体がイギリス風を謳っているので、あまり華々しくしないで伝統的な雰囲気にした方がしっくり来て、落ち着くのかもしれませんね~。私達が「東京ディズニーランドステーション」から再びリゾートラインに乗ったのは、20:10くらいのことでした。リゾートライナーの車内もこの時間は大変に空いていて、私達の乗った車両には他に乗客の姿はありませんでした。ミッキーフェイスの形をした車窓から各オフィシャルホテルのクリスマスイルミネーションを眺め、やがて私達の乗ったリゾートライナーがディズニーシーステーションに近付こうとする頃、見えてきたシーのパークの建物の狭間に一瞬だけハーバーに浮かぶ光のツリーが大きく現れました。「あ、ツリーだ。ハーバーのツリーが点灯してるのが見えた。」私は思わず声をあげました。「え! どこ?」夫は慌てて窓の外に視線を向けましたが、もう窓からツリーを見ることはできませんでした。時刻は20:15。ちょうどハーバー水上では「キャンドルライト・リフレクションズ」が行われている時間でした。リゾートラインの軌道上で、シー園内のブロードウェイからハーバーまでがまっすぐに見通せたほんの一瞬だけ、ハーバーの光のツリーは私にその姿を見せてくれたのです。それから私達は舞浜駅でJRに乗り換え、帰りました。花火が打ちあがる予定の20:30には駅のホームにいましたが、何の気配もなかったので今夜の花火は中止だったのだと思います。帰りの電車内では、私はさっき見えた光のツリーを思い出しては ニヤニヤしっぱなしでした。ずーっと一緒にいた夫には見えず、私だけがその一瞬を逃さずいられたことが嬉しくて、ご褒美を貰った良い子のように誇らしい気分で私は家に帰ったのでした。↑ リゾートゲートウェイステーション↑ ディズニーシーステーション↑ ディズニーランドステーション◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇