風薫る?。(その2)
(・・その1から続く)ハーバーでは「レジェンド・オブ・ミシカ」の始まる時刻(14:30)が迫っていました。今日は土曜日ですが、行楽に良いシーズンの割には今日のハーバー周辺の人出は少ないように私には思われました。――もしも陽の当たらない場所で「・・ミシカ」を観られそうな場所があれば 観るんだけどなぁ~・・そんなわがままなことを考えつつポンテヴェッキオ方面へ歩いていくと、橋の上に立ち並ぶ小屋の手前の手すり沿いに 建物の作る日陰がちょっとだけあるのに夫が気付きました。さすがにハーバーに面した最前列にはもうご家族連れがいらっしゃいましたが、2列目ならばまだ広く空いていました。ここならばおそらく、ショーが終わる頃まで陽に当たらないで鑑賞できそうでした。日向は夏のような暑さでしたが、日陰に入るとやはり5月。陽射しさえ避けることができれば今日は快適な気候です。そう思って私達がその場にとどまることを決めたのは、14:10くらいのことでした。14:30になって「レジェンド・オブ・ミシカ」が始まると、私達のいた場所は「伝説の生き物」たちが登場してくる様子をとてもよく観ることのできる場所だったため、出演者の方々が上陸してパフォーマンスを繰り広げる「ショーエリア」からは遠かったもののなかなか楽しくショーを鑑賞することができましたよ。「・・ミシカ」終了後は火山の麓にあるフォートレスへ「ザ・レオナルド・チャレンジ」の様子を見に行きました。入口付近に着いたのは15:15頃、待ち時間は「35分前後」と案内されていたのでちょっと迷いましたが、このプログラムはだいたい日没の頃には案内が終了してしまうので(本日は18:00で終了とのことでした)、思い切って私達は待ち列に並ぶことにしました。3~4分の間隔で4組ずつが順に中へ通されて行き、約30分後に私達も地図を手渡されて小部屋の中へと案内されました。説明を聞き、冒険を始めたのはアナウンス通り 並び始めて35分後の15:50頃でした。今日私達に手渡された地図は前回とは違う物で、指定された冒険のルートもまったく別の物でした。前回と違って今日はアトラクション内にゲストが多くてやや混みあっていたのですが、やはりこのプログラムは楽しいです。これからは暑い季節になるので私の次回のチャレンジは秋以降になりそうですが、機会があったらぜひまた来たいと思いました。フォートレスから出た後は17:15からの「ビッグバンドビート」を目指してポンテヴェッキオを渡り、アメリカンウォーターフロントのブロードウェイミュージックシアターへ向かいました。列の最後尾にたどり着いたのは16:30前くらいでしたが、先頭から数えて200人目前後といったところで、入場してからはほぼ希望通りの席に着くことができました。ショーが終わって17:50頃に外に出ると陽はほとんど翳っていました。海の方からは風に乗って強い潮の香りがし、ハーバーの方からは「フェアリーズ・プリマヴェーラ」のショーの音声がかすかにきこえてきていました。シアターの前のウォーターフロントパーク内の噴水では子供達が声をあげながら遊んでいて、まるで真夏の夕暮れのような光景でした。ウォーターフロントパークを横切って、私達はS.S.コロンビア号前のドックサイドステージへと向かいました。「オーバー・ザ・ウェイブ」の本日最終回(18:15からの回)を観ようと思ったのです。私達がドックサイドステージ前に着いたのは17:55頃、会場内の座席へは自由に座れる状態でした。真ん中ブロックの前寄りの座席は埋まっていましたが、鑑賞しやすい席はまだまだたくさん(選べるほど)ありましたので、私達はサイドブロックの前寄り、通路沿いの席に座ることにしました。会場内の空席が急激に埋まり始めたのは、ハーバーで行われていたショー「フェアリーズ・プリマヴェーラ」が終了してからしばらく経った18:00過ぎくらいでした。ショー開始前の出演者の方の前説(?)が始まった時にふと会場内を見渡すと、いつの間にか満席になっていて会場の後ろや横に立ち見の人垣もできていましたよ。久しぶりに観た「オーバー・ザ・ウェイブ」は、ベテラン出演者の方々のパフォーマンスにますます磨きがかかり、個人的な好みはともかくとして「お見事!」としか言いようがありませんでした。こういったお約束の展開(=予定調和)のショーは、これくらい各役柄に徹底的に入り込んで演じていただかないと、観ている観客の方が気恥ずかしくなってしまいますものね~~。(夫などは出演者の方々の徹底ぶりに おなかを抱えて大爆笑していましたよ。)気持ちよくショーを観終わった後は、ニューヨークからエレクトリックレールウェイに乗ってポートディスカバリー方面に行ってみました。(18:45頃、10分待ちでした。)レールウェイを降りてからは、「ストームライダーの待ち時間が短いようなら行ってみよう」と思ってホライズンベイレストラン脇の階段を下りてみました。スタンバイは「20分待ち」と表示されていましたが、並ぶそばから列はどんどん進んで、5分も待たずに私達はストームライダーに搭乗できてしまいました。(19:05頃。)その後はアラビアンコーストまで歩いて「シンドバッド・ストーリーブックヴォヤッジ」へ行きました。(19:35くらい、待ちなしでした。)「シンドバット・・」後は、無性に「ブラヴィッシーモ!」が観たくなって少し急いでハーバーへ向かいました。この時通りかかった「海底2万マイル」の待ち時間が「50分」と表示されていたので(20:00過ぎ頃)、私達はここで初めて「ひょっとして今日って混んでたの?」と思ったのでした。私達が火山を抜け、かろうじてハーバーの水面が望めるポンテヴェッキオの上の一段高くなっている通路部分に落ち着いたのは、「ブラヴィッシーモ!」が既に始まった後の20:10くらいだったと思います。決して「とても良く観える場所」とはいえませんでしたが、何度もこのショーを鑑賞している私達にとっては、雰囲気だけならじゅうぶんに味わえる満足できる観賞場所でした。先月末ミラコスタから観た時は片方の羽の数が少なくてちょっと心配した「プロメテオくん」でしたが、今日は両翼ともちゃんと整っていたので安心しました。「ブラヴィッシーモ!」終了後も私達はそのままの場所にとどまって20:30からの花火を観ました。花火が終わった後はちょっと色気を出して「タワーオブテラー」に行ってみましたが、待ち時間が「70分」と表示されていたのであっさり諦め、アトラクションに併設されているショップ「メモラビリア」を覗きました。驚いたことに いつのまにかこちらのお店は品揃えが様変わりしていて、今までは各ホテル内のショップでしか扱っていなかった「ミラコスタ」や「アンバサダーホテル」「東京ディズニーランドホテル」のオリジナルグッズなどを販売するようになっていました。また、ランドやシーのアトラクションやショップなどのイラストにキャラクターをあしらった新しいデザインのピンバッジも多数販売されていて、夫と私は随分時間をかけてじっくりと商品を見てしまいましたよー。「メモラビリア」でお買い物をして外に出ると、タワーオブテラーの前の広い通りをホレイショスクウェアに向かって「ビッグシティヴィークル」がゆっくりと走っていくのに出会いました。昼間このあたりが混雑している時間には有り得ないコースどりだったので、「今このコースでヴィークルが運行してるのならぜひ乗りたい!」と思って、私達はマクダックスプラザのヴィークル乗り場まで行ってみました。と、きょうこの時間は「ニューヨーク周遊コース」のみが運行されていて、昼間とは違う「ブロードウェイ~パークアベニュー」経由です、とのこと。待ち時間も5分前後とのことでしたので、私達はそのまま列に並ぶことにしました。(21:05頃。)いつもとは違うコースの夜のドライブは、なかなか新鮮でとても良かったです。特に昼間はゲストが作る待ち列で埋め尽くされている「ブロードウェイミュージックシアター」前の道路をヴィークルに乗って通行できるというのは、なんとも感慨深かったですよー。ヴィークルを降りると時刻は21:25。夕方以降なんだか急にアトラクションづいてしまい、心なしかアクティブになっていた私達は勢いに乗って「ゴンドラ」乗り場に行ってみましたが、さすがにこの時間ではもう待ち列は締め切られていましたので、そのままヴェネツィアからミラコスタ通りを抜けて帰りに向かうことにしました。(21:30。)シーのバスターミナルからリゾートクルーザーに乗り、私達がアンバサダーホテルの玄関に帰り着いたのは21:50頃でした。チックタックダイナーとサンセットサンドリーに立ち寄ってからイクスピアリの地下駐車場の車に戻った時には、時刻は22:00を大きく過ぎていました。車を発進させながら夫が「今日は久しぶりに随分歩いたね~」と言いました。本当にね~。私、今日はミラコスタでお食事するくらいしか考えていなかったのでハイヒールを履いてきていたのですが、そんなこともお構いなしで随分と歩き回った気がします。久々に帰りの時間のことを全然考えずに遊んだように思います。気温の高い一日だったのに 幸運にも暑い思いは一度もしなかったし・・・。それもこれも、イクスピアリカードから届いた一枚の葉書のおかげです。素敵な一日をプレゼントしてくださって 本当に「心からありがとう」 です。◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇