つづけていくこと。(その3)
(・・その2から続く)ホテル&パーク・ゲートウェイを通って再入園した私達は、17:30からの「フェアリーズ・プリマヴェーラ」をピアッツァトポリーノで観ることにしました。時刻は15:30頃でしたが、この時点でピアッツァトポリーノの鑑賞エリアで埋まっていたのは 座り観最前列の中央付近と立ち見最前列の中央付近、あとは広場両脇の立ち見の最前列がところどころ・・ という感じで、まだまだ選べるくらいにたくさん良い場所が空いていました。はじめは、広場中央部分の 座り観エリアの後ろに位置する立ち見最前列にしようかと思った私達ですが、この鑑賞エリアのゲスト整理を担当していらっしゃったキャストさんとお話しするうちに「やっぱり出演者の皆さんに近い方が楽しいかな~」と思い始め、結局ショーエリアに近い座り観の最前列(でも端の方になりますが)に落ち着くことに決めました。私達が場所を定めてすぐに、広場には「トリオメロディーア」のお三方がやってきました(↑)。いつもならゲストも巻き込んでの楽しいパフォーマンスが繰り広げられるのですが、この時間の広場はショーを待つゲストも多く待機しているためか、今日は軽く数曲演奏しただけで「さようなら」の時間になってしまいました。(でも楽しかったですよ~)その後しばらくは、仕事に関わる急な連絡が入った夫が広場を離れたために私はひとりになってしまったのですが、ショーエリアには今度はマリタイムバンドの皆さんがやってきて演奏をしてくださったので、飽きることはありませんでした。ピアッツァトポリーノでの各種「最前列」といえる観賞場所が端の方まで完全に埋まったのは、ショー開始一時間前の16:30を過ぎてからのようでした。(どちらかといえば、ショーエリア中央に近い部分の2列目、3列目の方が早く埋まっていきました。)17:00を回ると太陽はかなり傾いて光の色はやや黄色っぽくなり、少し風も出てきて肌寒さも感じるようになりました。17:30になって「フェアリーズ・プリマヴェーラ」が始まり、水上に妖精達が現れたのに続いて ピアッツァトポリーノのショーエリアにはザンビーニ・・方向からミッキー&ミニーをはじめ出演者の皆さんが次々と登場してきましたが、その姿は夕陽を背にしてシルエットのようでした。でも 広場の最前列から見上げるようにして、色とりどりの大きな旗が逆光に透けながら目の前を行き交ったり 出演者の方の鮮やかな衣装が目の前でひらひらと舞いながら通り過ぎていく様子をを眺めていると その美しさはため息が出るほどで、観賞場所をここに決めてよかったなーと思いましたよ~。「フェアリーズ・プリマヴェーラ」が終わってからは、私達はピアッツァトポリーノを離れてアメリカンウォーターフロントのブロードウェイミュージックシアターへ行き、18:45からの本日最終回のビッグバンドビートの待ち列に並びました。(本日も抽選なしでした。)時刻がもう18:00くらいだったので、私達の前には既に300~400人以上の方が並んでいらっしゃったと思いますが、入場してみると サイドブロックでよければ比較的前方の中央寄りの席にも座れそうな状況でしたよ。ショー終了後シアターの外に出ると、時刻は19:30近くになっていました。予定通りならば20:05の「ブラヴィッシーモ!」まであと40分ほど。昨夜は観ることができなかったし、このショーを観たら帰ることにしようか。私達はそう思ってハーバーに出ました。ブラヴィッシーモ!は、今年の11月13日にいよいよ終演を迎えてしまいます。昨夜のように強風の場合は中止になることが多いので(逆に雨だけの場合は開催されることが多いです)、残り半年、お天気が良くてスケジュール的に余裕がある時はなるべく観ておきたいと私は思っています。きょうこの時間のブラヴィッシーモ!待ちの状況は(アメリカンウォーターフロント側だけしかわかりませんが)、石垣に腰掛けて待てる場所や その後ろの柵沿いの立ち見場所はもう空きがとても少なかったようですが、リドアイル内はまだまだ余裕があり、リドアイルに渡る橋上の立ち見場所やポンテヴェッキオ上の立ち見場所はまだ殆ど誰もいないというような感じでした。私達は先日リドアイル内で観たので、今日はリドアイルへと渡る小さな橋の上の立ち見場所から観ることにしました。ふたりで橋の上に立った時(19:30頃)には、周りには「ショーを待っている風」の方は一人もいらっしゃらなかったのですが、場所を確保した後でちょっと買い物に出た私が夫のもとに戻ってみると、周囲の最前列にあたる場所は全て埋まっていました。(19:45頃。それでもまだ、リドアイル内への案内は締め切られていませんでした。)20:05から始まった今夜のブラヴィッシーモ!は、一部の花火の演出が省略されたものの、素晴らしい出来でした。20:30の花火は「上空の気流が不安定なため」という理由で残念ながら中止になりました。ショーの直後のごった返しているピアッツァトポリーノを斜めに横切り、帰宅するために私達がホテルミラコスタに入館したのは20:30過ぎ頃でした。ドーム型の高い天井の下の小さなロビーは、まだチェックインの第二のピークタイムが来る前だったせいもあってか、静かでした。いつものようにベルデスクに立ち寄ってから 私達は駐車場へ行って車に乗り込み、ゆっくりと坂を上ってホテル正面玄関の車寄せに車をつけました。本格的な大型連休がいよいよスタートするその前夜のホテルミラコスタのエントランスには、積んできたたくさんの荷物をおろしているご家族連れの大きな車が一台あったようでした。これから始まる楽しい時間に胸弾ませるお子さん達の笑顔とすれ違いに、私達の特別な宿泊は今年もおだやかに終わっていこうとしています。いつまでもいつまでも手を振ってくださるドアキャストさんの姿が視界から消えて、私達の車は赤いテールランプの溢れる一般道に下りました。私達がただ私達のことだけを考えて過ごせるひとときを また来年もこんなふうにむかえられますように――――明日から新たに積み重ねられていく日常はきっと すべてがその日に連なっています。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇