あなたは私 そして 私はあなた。
本日の二回目 11:30からの「Be Magical!」を リドアイルの中で観てきました。昨年の9月4日から始まった東京ディズニーシーの開園10周年イベントも、いよいよ明日で終わりです。私達が「10」の文字のあふれるこのパークに来られるのも、今日が最後となります。9:50頃でしょうか。ディズニーシーに到着した私達は、本日一回目の「Be Magical!」開催中のハーバーをかすめて、この時間は「スチームボート・ミッキーズ」の横まで伸びていた二回目の「Be Magical!」のリドアイル入場待ち列に並びました。最後尾についたのは9:55頃でしたが、私達はきっと200~300番目くらいだったのだろうと思います。今日は午後から雨になるという天気予報を見ていましたので、とりあえず二回目のショーの観賞場所確保の目処が立って私達はほっとしました。並んで、わりとすぐに(一回目の「Be Magical!」が終了して間もなく)列はリドアイル内まで誘導され、私達が観賞場所に落ち着くことができたのは10:30過ぎでした。リドアイル内のどこで観たいとかあまり考えず 案内に従って周囲の人の流れにのるようにしてたどり着いた観賞場所は、奇しくも9月4日に初めてこのショーを観た時の場所にとても近い 立ち見の最前列の火山側の端、キッズエリアのちょうど真後ろでした。ショーの前に現れたファンカストーディアルさんは今日は女性の方でした。心配していた雨もなく、11:30の「Be Magical!」はいつもどおりに始まって順調に展開して行きました。ショーの最後の場面ではきょうも誇らしげに7色の旗が登場し、出演者の皆さんに担われてリドアイルの階段を上り 坂道を下り、やがてピアッツァトポリーノを通り イル・ポスティーノ・ステーショナリーとザンビーニブラザーズ・リストランテの間の坂道に消えていきました。ショーが終了して、出演者の皆さんがいなくなったリドアイルに留まって、しばし私は思っていました。私はディズニーシーに来るといつも 不思議なくらい足取りが軽やかになります。ここでは私は どこにいる時よりも自由です。この場所に一歩足を踏み入れた途端、目には見えないけれど私の心は駆け出して そしてダンスをし始めるのかもしれません。さっきここで 溌剌と踊っていた彼ら彼女らのように。 ・・・ああ。 ついさっきまでここで踊っていたあの人たちは、きっと私達だ。 私達の「心」だ。 キャストの姿をしたあの人も、ゲストの姿をしたあの人も、私達だったんだ。 私達の弾むような心の代りに みんな踊ってくれていたんだ。この数ヶ月で、私は「Be Magical!」を何度観たでしょうか。思い出してみると、このショーを観ているときの私は いつも心の中で踊っていたような気がします。ダンスなんてちゃんと習ったこともないし 足だってろくに上げられやしないけれど、心の中では確かに 出演者の皆さんと同じように軽やかに 私は踊っていました。その後私達はリドアイルから出て、乗り場がホレイショスクウェア寄りに移動した「ビッグシティヴィークル」のニューヨーク周遊コースに待ち無しで乗車しました。そして12:30頃にはミラコスタ通りをディズニーシープラザ方向へと抜けて、最後に振り返ってホテルミラコスタの外壁に掛けられた10周年の飾り幕をもう一度だけ見上げ、シーを出ました。そんなふうにして、私達にとっての「東京ディズニーシー10周年イベント 最後の一日」は、さりげなく終わっていったのでした。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇