月と星と。
これから11月初旬までは時間的余裕があまり無く、ハロウィーンイベント期間中に舞浜に行けるのは今日が最後になりそうです。イクスピアリにも行きたかったので私達にしては早めに車で家を出、買い物や用事を済ませてからディズニーシーに向かいました。入園ゲートを入ったのは13:00過ぎくらいだったかと思います。ハロウィーンのショーを観るのもたぶん今日が最後のチャンスなので 「レジェンド・オブ・ミシカ」~「ハロウィーン・デイドリーム」を続けて観られる場所を確保できるようならば確保したいね と話しながら私達はミラコスタ通りを抜けました。ピアッツァトポリーノに出ると、ショーエリア沿いの最前列部分は立ち見も座り見も脇の方まで殆どが埋まっていたようでしたが、座り見エリアを取り巻くように設定されている立ち見場所ならばまだ最前列部分が何ヶ所か空いていました。私達はキャストさんに詳しく説明をきいて、空いていた場所の中から2つのショーを立ち見で続けて見られる場所を選びました。(ディズニーシーのメディテレーニアンハーバー一帯では どこのショーエリアも行われるショー内容やその日の天候によって「立ち見」と「座り見」のエリア設定が変わってくるので、ショー鑑賞の際はその都度キャストさんに確認した方が安心です。)私達が観賞場所を決めたのは13:15頃。それから15分ほど経って時刻が13:30になると座り見エリアではシートを敷いても良い時刻になり周囲の状況が落ち着いたので、私は夫を観賞場所に残してすぐ近くの「マンマビスコッティーズ・ベーカリー」へ昼食を購入しに出かけました。運が良かったのか この時間の「マンマ・・」はあまり混んでおらず大した列もなく、サンドイッチの含まれるスペシャルセット(個人的にはこのお店のサンドイッチはハズレなしだと思います)などを購入して観賞場所に戻るまでには10分とかかりませんでした。また、夏の販売開始以来ずーっと気になっていた「リトルグリーンまん」も初めて購入してみました。冷たい和菓子のような風合いで中身はチョコ、ストロベリー、カスタード(?)の三種のクリーム。ふたは使い捨て素材のようですが、容器の方はロゴも入っていて結構丈夫そうだったので 持ち帰ることにしました。天気予報で聞いていたよりも良いお天気のもとで、14:30の「レジェンド・オブ・ミシカ」は滞りなく行われました。長く不在だったいくつかの「伝説の生き物」も今日はちゃんと姿を現し、ショーはおそらく完全版だったと思われます。金色の旗がハーバー全域を埋め尽くす「午後2時48分」は、東京ディズニーシーが一日のうちで一番美しく輝く瞬間だなあ・・と あらためて思いましたよ~。その後の16:30からの「ハロウィーン・デイドリーム」も、楽しく観られました。9月の初めごろは異様な風貌のスケルトン達に戸惑ったゲストの方も多かったようですが、最近では子供達からも慕われ 温かく迎えられるようになったみたいですね。ピアッツァトポリーノで観たのはこれが2回目だったのですが、今日は前回に比べると鑑賞エリアが比較にならないほど混んでいました。特に「立ち見」はショー開始の一時間前には3~4列以上に達していて、立ち上がるようにとの指示も今日はとても早いタイミングでしたよ。ハロウィーンのショーを見納めた後は ビリエッテリーアへ行って「ビッグバンドビート」の抽選をしてみましたが 座席が得られなかったので18:05からの「テーブル・イズ・ウェイティング」を観に行くことにしてドックサイドステージへ向かいました。行ってみるとちょうどステージ前の鑑賞席への入場が始まるところでした。私達の入場順は100番目前後で席の場所を選ぶ余裕もまだまだあったので、今日はステージを正面に見るエリアの 後方ブロックの最前列(前が通路になって広くなっているところ)に座ってみることにしました。この場所は観やすいしステージ全体が綺麗に見えるので私は好きなのですが、夫の方が「ステージが遠い・・」といっていつも敬遠するのです。でもなぜだか今日は夫が この場所がいい というので座ることができました。ショー全体の端々まで死角なく見え、目の前の通路をお神輿も通るし、とっても楽しかったです。笑いすぎて涙まで出ちゃいましたよ~。ショー終了後はアメリカンウォーターフロントでしばらく過ごし、18:40の本日1回目の「ファンタズミック!」が始まる気配を感じてマクダックスプラザまで出て、仮面を付けられてカボチャを首に提げられた受難のコロンブス像の足元でショーを最後まで眺めました。この場所からはハーバー水上をゆく船はあまり見えないのですが、マジカルハットやウォータースクリーンや鏡はまあまあ見ることができ ショーが初見でない私達は雰囲気だけですがじゅうぶん楽しむことができました。ショーが終了して青い帽子に浮かび上がる三日月と星を確認して 人波でごった返しているマクダックスプラザの端っこでふと夜空を見上げると、そこには本物の美しい三日月がまるでチェシャ猫のニヤニヤ笑いのように明るく輝いていましたよ~。その後はもう一度ドックサイドステージへとって返して19:35からの「テーブル・イズ・ウェイティング」を観ました。(会場に入ったのはショー開始30分前を切ったあたりでしたが、通路沿いなど観易い席がたくさん空いていました。)そうして20:00過ぎに私達はドックサイドステージを離れ ハロウィーンの装飾で賑やかなアメリカンウォーターフロントを離れて、いよいよ帰りに向かうことに決めました。帰り際、ひと気の無い静かなブロードウェイで立ち止まり、もう一度さきほど見た秋の月を探そうと夜空を見上げると、私の目にはいつもとはちょっと様子の違う「街灯」が飛び込んできました。星と蜘蛛、そして獣の顔なのでしょうか。気付いただけでブロードウェイの通り沿いの4箇所の街灯の覆いに こんな装飾が施されていました。おそらくハロウィーン期間中だけの特別な仕様なのでしょうけれど、よく通る場所なのに今までまったく認識していなかった自分に 私は笑ってしまいましたよ。今夜の月がこんなに美しくなかったら、私はここで夜空を見上げることもなかったろう。そして夜空を見上げなければ この遊び心に気付くこともなかったろう。「秋」という季節の これもまたひとつの自然の不思議に感謝して、私はハロウィーンのディズニーシーをあとにしました。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇