素晴らしき哉 クリスマス。(その2 ~「オチェーアノ」など)
(・・その1から続く)ディズニーシーのパークと連動して2016年も「クリスマス・ウィッシュ」のイベントを館内レストランなどで展開しているホテルミラコスタですが、今年はロビーなどの飾り付けはやや控えめのようです。この時期になると柱の灯りのそばに現れる天使も 今年は15周年のデコレーションに主役を譲ってか姿が見えませんし、2階廊下の窓辺のクリスマスツリーも無いようでした。ショップの入り口やレセプションの飾りつけも落ち着いていて、ホテルミラコスタは静かなクリスマスシーズンを迎えていました。私達がオチェーアノ店頭に行ったのは予約時刻の少し前で、名前を告げた後は今日もウェイティングエリアで数分待ってから奥のコースの部屋に案内していただきました。この時間のオチェーアノのウェイティングエリアやコースルームは前回お邪魔したハロウィーンの時とは違って、人はまあまあたくさんいるものの「ごった返す」「混雑している」ということもなくて 不思議に穏やかな空気が流れていました。席に着いた私達はお料理は二人とも「クリスマス・ウィッシュ」のランチコースにして(メインは二人ともお魚にしました)、シャンパンのハーフボトルと 久しぶりにコレクタブルグラス付きのノンアルコールドリンク(夫用)もお願いしました。14:30からはディズニーシーのパーク内メディテレーニアンハーバーでクリスマスのショー「パーフェクト・クリスマス」が行われるとのことだったので、キャストさんのアドバイスに従って お料理は前菜まで出たところで一旦ストップしていただくことにしました。ところで、今回のクリスマスイベントのオチェーアノのランチコースは、私達が出かけてくる前にホテルの公式サイトをチェックしたところ、まだお料理の写真が掲載されていませんでした。(時々こういうこと、ありますよね。)なので私は「いったいどんなお皿が出てくるんだろう?」と とても楽しみにしていました。そしてそして。飲み物とパンが用意された後、テーブルにやってきた最初のお皿はこんな感じでした。前菜です。赤いポインセチアのお花のようなのが帆立貝とカブのサラダ、グリーンはブロッコリーのピュレ、その上にサーモンマリネが添えられています。これがねえ、シャンパンにとてもよく合いました。わー美味しい! と言いながら楽しくいただいてお皿がちょうど空になったところで、時刻が14:25くらいになり、テラスへの誘導となりました。14:30からディズニーシー内メディテレーニアンハーバーで始まった「パーフェクト・クリスマス」は、昨年とショーのタイトルや使用されている衣装などは同じですが、ショーの内容はかなり違ったものになっていました。昨年版では「クリスマスといえば何?」というミッキーから仲間達への問いかけでショーが始まりましたが、今年版ではその問いの答えを引き継いだような形でショーが構成されており、いきなりクリスマスの風物詩たちがショーの初めからどんどんハーバーに登場してきます。昨年はハーバー中を元気に駆け回ったミッキーも、今年はオチェーアノのテラス下を通り過ぎ、一時リドアイルまで向かった後はピアッツァトポリーノにとってかえしてショーのフィナーレまでの大部分をそこで過ごします。ミッキーがやって来ない代わりに、今年のオチェーアノのコース側テラス下のエリア(バケーションパッケージ用の鑑賞エリア前)には、こんな方たちが比較的長く滞在します。シェリーメイとダッフィー。そしてミニーさん。向かって右手のザンビーニブラザーズ・リストランテ方向や左手のピアッツァトポリーノで展開する華やかで立体的なパフォーマンスは真横から眺める感じになります。ショーの後半部分ではサンタクロースも船に乗って登場しますが、今年は彼がハーバー周囲を回る時間も少し短いような気がします。サンタクロースの乗る舟がピアッツァトポリーノに接岸すると、ショーはそろそろ終わりです。ピアッツァトポリーノのステージ上にいたミッキー達はサンタクロースの船に乗り込むと、今年はハーバー周囲を回って手を振ることもなく そのままあっさり帰っていきました。ミッキーやミニーに手を振ることはできませんでしたが、私、やはりこの「パーフェクト・クリスマス」というショーは好きですね~幼いころから親しんだお馴染みのクリスマスソングや過去15年間東京ディズニーシーで行われてきたさまざまなクリスマスイベントのショー音楽で綴られる約25分間のハーバーショーには、クリスマスの楽しみや思い出が文字通りほとんど全て詰めこまれています。ショーのクライマックスの良いシーンがじゅうぶんに観られなくても、キャラクター達の姿が見られなくても、「パーフェクト・クリスマス」が行われている時のハーバーに居られるなら それだけで私は幸せな気分になれそうな気がしましたよ。さて。それでは室内のテーブルに戻って、お食事の続きです。二品目。ヴルーテの海に沈む海老と蓮根のガレット。スープのようにも見えますが、ヴルーテはクリームスープよりは濃度があるベシャメールソースのようなもの。三品目のメインは目鯛のポワレでしたが、こちらもソースがクリーム系だったので先ほどの二品目のお料理とやや被るかな~といった感じ。でも、相変わらずお魚はパリッパリだし、お野菜もソースも美味しいし、もう少しワインいただきたいな~っていう気持ちを抑えるのに必死でしたよー最後のデザートは、ディナーコースと共通の内容のようでした。ハート型に形作られたメレンゲの中にクレームダンジェとソルベが詰まっていて、その上に真紅のゼリーのベールがかけられています。ハロウィーンの時のスペシャルのデザートもゼリーの使い方が印象的でしたが、今回のクリスマスのデザートにもゼリーが登場しました。お皿にチョコレートとお砂糖で描かれた雪の結晶も美しい。全てに満足して席を立ったのは16:00頃。ブッフェのデザートカウンターの上の真っ白なクリスマスツリーと、毎年クリスマスシーズンになるとオチェーアノの店頭に登場する独特の雰囲気のクリスマスツリーをカメラに収めてから、私達はお店をあとにしました。それからは、ホテルを出てリゾートラインに乗り クリスマスの物語あふれる東京ディズニーリゾートをもう一度ぐるっと回ってから 私達は家路につきました。まだまだ11月、本格的なクリスマスシーズンはこれからだというのに、心の中にはクリスマスソングが止むことなくずーっと流れ続けていた帰り道でした。** オチェーアノ の “クリスマス・ウィッシュ”ランチコース **・帆立貝とカブのサラダ ブロッコリーのピュレとサーモンマリネを添えて・海老と蓮根のガレット 百合根とカリフラワーのヴルーテと共に・目鯛のポワレ 湯葉とポワローのクリーム仕立て ズワイ蟹入り白ワインソース (別途加算で「ロブスター」を追加可) または 牛バラ肉のコンフィ ポトフ風 根菜のブレゼとスパイス香るチーズのチュイール(メイン料理は別途¥1,000加算で魚、肉 共に提供可とのこと)・ハート型のメレンゲに入ったクレームダンジュ 苺と柚子のソルベ・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・・2016年11月1日~12月25日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇