良い魔術 かも。(その3~「オチェーアノ」コース など)
(…その2から続く)やがて、自らの魔力を見せつけるだけ見せつけ満足した様子のヴィランズ達は、ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーから去っていく支度を始めました。このハロウィーンパーティーに招待されていたキャラクター達も、最後の最後にはピアッツァトポリーノのステージに集合して すぐそばに停泊していたマレフィセントとアースラの船に乗り込んでいきました。その後、キャラクター達を乗せた船は水域を一周することなく 私達のいたテラスの前(パーク内のバケーションパッケージ用の鑑賞席の前あたり)でぐるーっと方向転換をして、リドアイルの前を通ってハーバーから去って行きました。全ての船影が消えた後 いつもとは一味違った少々気味の悪いショー終了アナウンスが流れるのを聞いてから、私達は室内に戻りました。時刻は14:25過ぎ。これからようやくお昼ごはんです。私の注文した“ディズニー・ハロウィーン”ランチコースは、ヴィランズをイメージしていると一目でわかるような前菜から始まりました。二皿目の「つぶ貝のソテーと焼きリゾット」も、“いばら”のように盛り付けられた根菜が印象的。お肉料理を選択したメインは甘辛く仕上げたリドヴォー(仔牛胸腺肉)も添えられた仔牛肉のグリルでした。(写真は省略)デザートには かなりわかりやすい形で「眠れる森の美女」の大魔女マレフィセントが堂々の登場です。両手を広げて“いばら”を操っているようにも見えますよね~「最後(のデザート)はこのわたしが相手だー!」っていう感じ?でしょうか。お食事を終え、お店を出たのは16:00過ぎ頃でした。私達は帰りに向かうためにディズニーシーステーションからリゾートライナーに乗り込みました。と、なんだか車内の様子がいつもとはちょっと違います。今年の5月8日から11月26日まで期間限定で運行しているという「ニモ&フレンズ・ライナー」でした。まるで海の中にもぐって走っているみたいです。リゾート内の景色は眺められませんが、こんなリゾートライナーが一編成走っていてもいいですよね。「ニモ&フレンズ・ライナー」が登場してもう4ヵ月も経つというのに私は今までこの車両に一度も出会ったことが無かったので、今日は乗ることができて良かったです。食事を終えてミラコスタを出てリゾートラインのディズニーシーステーションに向かっている時には、「次のリゾートゲートウェイステーションで降りたらすぐ舞浜駅でJRに乗り換えて このまま真っすぐ帰ろう」と夫と話していたのですが、楽しい列車に乗り合わせてしまったので私達はそのままリゾート内を二周ほどしてしまいました。この車両の外観もカメラに収めたかったので、舞浜駅で降りてからはちょっと待ち伏せもしました。映画「ファインディング・ドリー」に登場するラッコやタコのハンク、それにウミガメのクラッシュもみつけることができました。そして、あたりが薄暗くなる17:00頃にやっとJRの改札を入りました。気付けば、午前中に舞浜に着いた時にはあんなに良くなかった体調も 思わず鼻歌が出てしまうくらいまでに回復していました。いくらファンタジーの中のことと割り切っていても 「パーク内を悪の気配が席巻する」という設定が苦手な私は、ここ数年ヴィランズ達が仕切っている秋のディズニーシーからはやや足が遠のいています。でも、悪の象徴のような彼ら彼女らの使う魔術にも やはり人を奮い立たせるような元気にするような何かが、見方を変えれば「良いチカラ」のようなものが隠されているのかもしれないなあ… などと、つらつらとそんなことを考えながらの帰り道でした。 ** オチェーアノ の “ディズニー・ハロウィーン”ランチコース **・チキンとマッシュルームのプレッセ マスタードヴィネグレット 青リンゴとチーズのムースと共に・ツブ貝のソテー 根菜と貝柱の焼きリゾット サフランフォーム・イトヨリ鯛のポワレ タプナードソース ナスのコンフィを添えて (別途加算で「ロブスター」を追加可能) または 仔牛のグリル 西洋ゴボウとユリネのフリカッセ エシャロットバルサミコソース ※メイン料理は別途加算で魚料理、肉料理共に提供とのこと・カシスのムースとイチジク風味のシナモンアイス・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・2017年9月1日~10月31日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇