景色が変わっても。(~「オチェーアノ」)
少し早い夫の誕生日のお祝いを 今年もホテルミラコスタ「オチェーアノ」でしてきました。理由あって私は夫の誕生日を祝うのが大好きなので 毎年2月下旬は夫の「誕生日週間」として盛大にお祝いしてさしあげるのですが、今日はその第一弾といったところです。電車を乗り継いで舞浜駅に着いたのは お昼を過ぎてもう12:30も近くなったころ。食事以外に何の目的もないのんびり気分の今日の私達は リゾートゲートウェイステーションの券売機で35周年記念の期間限定フリー切符を購入し、改札内にあるフォトブースで写真を撮ってからリゾートラインに乗り込みました。ディズニーシーステーションで下車してからも、ホームからデッキに出てディズニーシープラザを見渡して記念写真を撮ったり ゲート外のパークエントランスを歩き回ったりしてからホテルミラコスタに向かいました。きょうこの時間の舞浜には春のように明るい光が降り注ぎ コートが要らないくらいぽかぽかと暖かくて、散策するにはぴったりでしたよ。オチェーアノの店頭で名前を告げたのは 予約時刻の10分ほど前でした。いつものようにウェイティングエリアで数分待った後、私達はコースルームの奥の部屋エテールノのテーブルに案内していただきました。混雑するような日にばかり来るせいなのか たまたまなのか、このあたりの席に案内されることが最近は多いような気がします。きょうはお誕生日祝いなので 席に着くとまずやってきたのはカメラマンキャストさんでした。(プレシャスセレブレーションセットをお願いしてありました。)写真撮影後、テーブル担当キャストさんからドリンクメニューだけではなくワインリストも見せていただき、私達はまず注文するシャンパンを決めました。その後お料理のメニューを見せていただいたのですが、私はわりとすぐに決まったものの夫の方がなかなか決められず(いつものことですけどね!)、キャストさんにいろいろと質問をしながら熟考した結果、結局ふたりとも「ピクサー・プレイタイム」のランチコースをお願いすることになりました。14:00からはピアッツァトポリーノで行われる「ピクサー・プレイタイム・パルズ」のためにテラスも開放するとのことでした。キャストさんからは「横から眺める感じになる」という説明もありましたし、パーク内鑑賞エリアでみるのが一番楽しいショーであるのはよく知っていたので 食事を止めてテラスに出るかどうかの選択は迷うところでした。が、とてもお天気が良いので「ショーを観るかどうかはともかくディズニーシーのパーク内にちょっと出たい」という気持ちがやはり私にはあり、テラスに出ることに決めました。全てが決まったのが13:45過ぎというものすごく中途半端なタイミングだったので、キャストさんの助言もあって ――コースのスタートはテラス解放の前、シャンパンを開けるのはテラスから戻ってから―― という異例の展開となり、私達のテーブルにはシャンパンよりも先にまずコースの一品目の小さなキッシュがやってきました。 なんじゃこりゃ?お皿を見て 私は思わず笑ってしまいましたよ~…だって、ミスターインなんとか… とにかく筋肉ムキムキの強そうな赤い人が大きな球体(巨大岩石か隕石か危険物か?)に向かって猛ダッシュしているようにしか見えなかったものですから。そうです今回オチェーアノでは「ミスター・インクレディブル」がコースのテーマでして… と キャストさんがいろいろと興味深い楽しいお話をしてくださり、 そりゃあ今回はメニューを考えるのも大変だっただろうね~ と夫と笑って話をしていたらあっという間に時間が経ち お店のテラス解放の時間となりました。比較的のんびりテラスに出てみると、やはりショーの内容のせいか今日はいつになく出ているゲストが少なくて落ち着いた様子。ピアッツァトポリーノとは反対側にはゲストが誰もいないような状態でした。ステージはこんな感じで眺められます。テラスの下を通っていく出演者の皆さんやキャラクター達はよく見えます。「ファインディング・ニモ」の仲間たちも 出演者の皆さんと一緒に登場です。ショーもクライマックス。キャラクター達のバルーンも無事登場。出番が終わったキャラクター達はテラスの下を通って帰って行きます。彼らと触れ合うことのできるショーエリアは二回め公演以降は抽選になるので、こういった行きや帰りに通る場所がファンの方にとっては人気の場所になるのかもしれませんね~さて。ディズニーシーのパークの空気をいっぱい吸ったところで室内に戻り、お食事の再開です。シャンパンを開けていただいて、二つ目のお皿となる前菜。ワカサギのエスカベッシュです。キャストさんによればこのお皿、「アニメーション映画のエンドロールを再現している」とのことですよ。お魚は、真鯛と天使海老のポワレ。前のお皿もでしたが、シャンパンにはぴったりです。お肉は夫の大好きな仔羊。美味しかったです~デザートはチョコの器に入ってますが… これ、さっきショーにも出ていた赤ちゃんのジャックジャックですね~私達が見たのはこんな角度からでしたけど…どのお皿にもインクレディブル・ファミリーの「赤」が印象的に加えられていて、楽しいだけではなくきちんと美味しいコースでした。映画のファンの方同士で食べにいらっしゃると、きっと会話が際限なく弾むお食事になるだろうと思います。どんな映画やキャラクターがテーマでも美味しいお料理にしてしまうディズニーホテルのレストランの皆さんは本当にすごいなあ とあらためて感心しましたよ。そして、こちらは新しくなった「プレシャス・セレブレーションセット」のケーキ。お祝いのプレートがなんだかちょっとピクサーっぽくて楽しいです。私達がこのオチェーアノのコースルームで初めてお祝いをしたのは、おそらくホテル開業から一年半ほどが経ち 宿泊客以外でもPS予約が可能になった2003年の春だったと思います。当時はディズニーホテルのレストランには公式のお祝いプランなどなく、私達が結婚記念日当日に食事に訪れたことを知ったキャストさんは急遽小さな小さなカットケーキと一本のろうそくを用意してくださり こっそりとお祝いしてくださったのでした。それから16年が経ち、お祝いの方法はもちろんのこと お料理の内容にもお店の調度品やテラスの造りにもいろいろな変化があり、迎えてくださるキャストさん達の顔ぶれもずいぶん変わったように感じられます。予約のシステムやゲストの案内方法だって 16年前とはまるで別のお店かと思うくらい変わりました。 それでもここは「オチェーアノ」。語りつくせないほど多くの わたしの思い出が漂い沈む場所 オチェーアノ です。目に見えるものはすべて日々変わっていってしまうけれど 私にとってここが大切な幸せの場所であるという「自分の想い」だけは今も昔も変わっていません。だからこそ 私は私の好きな「夫の誕生日を祝う」ということをこのお店であいも変わらず続けるのだと思います。今日もまた すばらしく楽しく幸せな午後をここで過ごすことができました。次にお邪魔するのはお祝いでもなんでもない普通の日かもしれないけれど、それでもオチェーアノに立ち寄ればきっと私は幸せになっちゃうに違いないと確信しています。《帰り際に撮ったブッフェカウンターの上のオブジェ》** オチェーアノ の “ピクサー・プレイタイム”ランチコース **・春菊とソーセージの小さなキッシュ・ワカサギのエスカベッシュとアオリイカのタルタル オレンジ風味のカリフラワーピュレ・真鯛と天使の海老のポワレ 白ワインとクルミのソース ルバーブのアクセント (別途¥800加算で「アワビ」を追加可能)・トマト香るハーブバターとジュを纏った仔羊のロースト マルメラータのパートブリック包み (または 別途¥1,000加算して下記メニューに変更可能) 牛フィレ肉のグリルマデラソース スカモルツァ入りクリーミーポレンタと野菜のグランメール仕立て・ピスタチオムースとプラムソルベ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・・2019年1月7日~3月25日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇