お別れじゃないよ。(~オチェーアノ・コース)
明後日の1月6日から再び休業期間に入るという、オチェーアノ「コース」のランチタイムにお邪魔してきました。こちらのお店がコーススタイルの営業を再開した初日には いてもたってもいられなくて駆けつけてしまった私ですが、今回もランチコースの提供がお休みに入る前にどうしても食事をしておきたくて またもや駆けつけてしまったというわけです。(お休みに入るのはコースのランチのみで、ブッフェスタイルやコースのディナータイムは現在のところ営業継続と告知されています。)予約した当初は電車に乗って出かけてくるつもりでしたが、世の中の状況が年末から急速に変化してしまったので交通手段を車に切りかえて 夫と二人で舞浜に到着したのは10:00頃でした。車をイクスピアリ駐車場に停めてボンヴォヤージュに立ち寄った後 ホテルミラコスタに向かい、ホテル駐車場に入った時には時刻は11:00を過ぎていました。(今日のこの時間は、たまたまだと思いますが 車路ゲート脇にドアサービスキャストさんはいらっしゃいませんでした。)オチェーアノ店頭に行って名前を告げ、ランチタイム開始までほんのちょっとだけウエイティングエリアで待った後、奥のコース提供のお部屋(ケルプの部屋)まで案内していただき 私達は白いテーブルクロスのかけられたまあるい食卓に着きました。現在こちらで提供されているコースは一種類のみなので、注文を簡単に済ませるとすぐにキャストさんによってテーブルセッティングが始まりました。今日もナプキンの色はグリーンではなく「白」でしたよ。(余談ですが、私のみグラスのスパークリングワイン(プロセッコ)を注文しようとしたらあいにく品切れで、「その代わりにシャンパーニュをご用意しています」とのことでしたので、ありがたくそのシャンパーニュをお願いしてしまいました!)さてさてそれでは。本日のお料理、いただいたのは「イヤーエンド&ニューイヤー」という名のランチコースです。前菜は鰤と菜の花と蕪のプレッセ。周囲の野菜の彩りもきれいです。柑橘(ベルガモット)のソースが合わせてあってこれがシャンパンによく合いました。添えられているペースト状のオリーブとコリアンダーのソースも全部混ぜて美味しくいただいてしまいました。お魚は真鯛のポワレ。ソースはサフラン風味のハーブのソース。お魚料理はやはりレストランで食べるに限る と痛感するようなお皿でした。白い身はふっくらきれいだし、皮はパリッと香ばしいし…家ではとてもこんなふうには作れないと思います。これからもこのお店でこんなお料理を食べたいです。お肉はイベリコ豚のロースト。牛フィレにも替えられるようですが、夫婦そろってイベリコ豚大好きなのでそのままで。ソースは唐辛子のソース。ピリッと辛いソースに左下の濃いグリーンのハーブペーストを少しずつ混ぜていただきました。デザートはレモンヨーグルトのムースとソルベ。メレンゲで作ったお菓子がのっています。見た目がとても「冬らしい」、味はさっぱりとしたデザートでした。食事の途中ふと顔をあげて窓の外を見ると、いいお天気の青空の下 お店のテラスの向こうにプロメテウス火山のてっぺんが顔をのぞかせていました。あまりに素敵な光景だったので つい きょうはほんとうにいいお天気ねえ と呟いてしまったのですが、そんな小さな私のつぶやきもキャストさんは拾ってくださって、同じような調子で そうですねえ本当に と小さな声で(思わず相槌を打ってしまった...というように)おっしゃったので、なんだか嬉しくなってしまいましたよ。コースのランチタイムは明日で一旦お休みに入ってしまいますがディナーはお休みにはならないのでこちらのケルプのお部屋に来ることはできますし、また 今後はこのお部屋もランチタイムはブッフェ用に使用されるでしょうからブッフェにお邪魔すればまたこの光景を見られる可能性はありますけれど、しばらくはこの窓から明るい陽の光を浴びるプロメテウス火山を見ることはできないだろうな と思うと、ほんの少ーしだけ寂しくもありましたが。そして、食事後 コーヒーのおかわりをテーブルまで運んできてくださったのはなんと 11月のコース営業再開初日にうかがった際にテーブルを担当してくださったキャストさんで、 初日にお会いした方とこんな日にまたお会いするとは… と私はなんだか不思議な気持ちにもなりました。ここ「オチェーアノ」は、やはり私にとってはただご飯を食べるためだけの場所ではないのだな と、あらためて思わざるをえませんでしたよ。席を離れ会計に向かうことにしたのは13:30頃でした。カウンターで支払いを済ませながら夫は今日もまたお店のキャストさんに軽口を叩いていたようでしたが、そんな様子をしり目に、――ランチコースとはちょっとお別れかもしれないけれど、わたし 決して「オチェーアノ」とお別れするわけじゃないんだからねっ!!私はがらにもなく強気になって 子供みたいに心の中でそう言い放つと、年が明けてまだ4日目の 穏やかな昼の光がいっぱいに降り注ぐ ホテルミラコスタのレストランエリアをあとにしたのでした。** オチェーアノ の “イヤーエンド&ニューイヤー”ランチコース **・鰤と蕪と菜の花のプレッセ グリーンオリーヴとコリアンダーのディップ ・真鯛のポワレ アンディーヴのエテュベ サフラン風味のペルノーソース ・イベリコ豚のロースト ハーブの香り ピペラードソース (別途¥1000加算で「牛フィレ肉のポワレ マディラソース 季節野菜のロースト」に変更可) ・ヨーグルトムースのバシュラン仕立て レモンソルベ ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・・2020年12月26日~2021年1月5日(5500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇