お花見はお休み。(その2 ~ベッラヴィスタ・ラウンジ など)
(…その1から続く)ベッラヴィスタ・ラウンジのダイニングエリアの入口では、今はどこの飲食店でも行われているような「本日の体調の確認」がありました。その後キャストさんの案内で 私達はディズニーシーのパーク内を見渡すことのできるテーブルに着きました。隣のテーブルには今日も「使用できない」旨のプレートが置かれていました。視線を窓の外に移すと、ゲストの数をまだ「一日五千人」と制限しているパーク内は今日も穏やかすぎるほどの混雑具合で、青空の下のメディテレーニアンハーバーは路面が陽の光に映えて美しく、思わず笑みがこぼれてしまいそうでした。けれど、 …本当ならば例年のこの時期はキャンパスデーパスポートを手にした学生さん達であふれているのになあ と ふと気づくと、発端から一年以上が過ぎてもいまだ落ち着かない社会の状況に対しての複雑な思いがまた甦ってきました。私達はもうみんな「どんな時も対面する相手や社会全体のことを常に考えて気をつけて行動する」ということが心身に染みついているのですよね。それは当たり前で仕方のないこと 寧ろ善いことなのですけれど。さて、本日のベッラヴィスタラウンジでの昼食、私は現在展開されている“メディテレーニアン・ヴォヤッジ”という企画をこちらのお店でも楽しみたくてやって来たので迷うことなくそちらのスペシャルメニューを選択しました。夫の方はというと、通常メニューのベッラヴィスタラウンジ・ランチコースに豚ロースのお料理を見つけてしまい スペシャルにしようかどうしようか…とさんざん迷った挙句、ベッラヴィスタラウンジ・ランチコースにしたようでした。以下、簡単にお料理の記録です。まずは“メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ランチコース、こちらのお店の今期のテーマは「北イタリア」です。前菜は炙った鰤のお刺身、「ロシア風サラダ」という愛称のピエモンテ州風の卵やアンチョビの入ったポテトサラダ。それにオレンジをたっぷり使ったソースやバニェットヴェルデと呼ばれるアンチョビを使ったソースが添えられています。パスタはガルガネッリ。エミリア=ロマーニャ州のショートパスタだそうです。小さい四角い生地を棒に巻き付けて丸めて作ってあるパスタ といえばわかる方も多いのではないでしょうか。あれ、北イタリア地方のものだったのですね~クリームソースはトリュフが香ってとても好きな味でした。メインはお魚にしました。鯛と帆立貝柱とアオリイカのブレゼ、ムール貝の身も入っていました。ムール貝はピエモンテ州の特産品とのことで、黒く見えるのはその殻に見立てた竹炭とチーズ入り薄焼きシートとのこと。ムール貝を殻ごと使っていただいても良かったんですけれど、丸ごと食べられるように という配慮なのでしょうかね~面白い演出でした。デザートはマスカルポーネチーズのムースにチョコガナッシュを合わせたケーキとコーヒーアイスクリームなど。ピンクの丸いのは苺ゼリーで、食べることができます。日本ではティラミスに使われていることで一般的になったマスカルポーネチーズですが、発祥地は北イタリア、ロンバルディア州だそうですよ。続いて、夫の方のベッラヴィスタラウンジ・ランチコース。前菜はなんだかとっても可愛らしい盛り付けです。鴨生ハムのクレープロールとのこと。パスタはアオリイカとタケノコのリングイネ。メインはお肉を選択して、豚ロースのグリリアータとトマト煮込みの盛り合わせ。デザートはリコッタチーズのムースやピスタチオアイスクリームの盛り合わせ。キャストさんはこんなふうにプレートを縦にしてテーブルに置いてくれました。今日は車ではなく電車で来たので私だけではなく夫もスパークリングワインのグラスを注文し、清々しいほどの良い景色を眺めながらの楽しい昼食となりました。食事の途中では、13:10くらいだったでしょうか、水上グリーティングも眺めることができました。ミッキーはやっぱり元気でした。(あたりまえでしょうか?)今日は朝から強風が吹いていたので「もし時間が重なっていてもどうせ中止になるだろうから」と思い込んでエンターテイメントの開催時刻をチェックしないで出かけたのですが、観ることができて幸運だったと思います。食事を終えてお店を出たのは13:30少し前だったと思います。人の少ない静かなロビーでふと天井を仰ぐと、窓ガラスにまで綺麗な空の青が映り込んでいましたよ。ホテル正面玄関を出たのはそれからすぐのこと。この場所を離れる前にもう一度 と大島桜の様子を見に行くと。二時間半前に見た時よりも花がたくさん開いているような感じがしました。気のせいかなあ... ?いえ 確かに。さっき見た時には開きかけの蕾だったのがいくつも、花びらをひろげていたように私には見えました。――春の太陽の光って すごいなあ。まだ少々くしゃっとしている白い小さな花びらを愛でつつ、今年もちゃんと春がやって来たことに心から感謝しつつ。夫と二人 私は舞浜をあとにして、次の予定へと向かったのでした。* ベッラヴィスタ・ラウンジの“メディテレーニアンヴォヤッジ”ランチコース~北イタリア~ *・鰤のセミクルード オレンジ風味 インサラータ・ルッサとバニェットヴェルデ・ガルガネッリ トリュフオイル香るクリームソース 生ハムとアスパラガス ・本日の魚とアオリイカと帆立貝のブレゼ ブリッダ仕立て(別途900円加算で「オマール海老のインパデッラ」追加可)または 仔牛フィレ肉のパルメザンクラストとパースニップのピュレ 仔牛すね肉のブラザート ポレンタチップ添え※別途1500円加算でメイン両方提供・マスカルポーネムースとチョコレートガナッシュ コーヒーアイス・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2021年1月6日~3月31日(5100)*ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース 2021年3月1日~5月31日のメニュー* ・鴨の生ハムとクレープのロール仕立て ミニトマトのインサラータ ルッコラとマスカルポーネのムース ・リングイネ アオリイカと筍 ・本日の魚のインパデッラ レンズ豆とパンチェッタのラグー または ポークロース肉のグリリアータとホースラディッシュのクレマ ポークのトマト煮込みとポークと玉葱の蒸し煮※別途2000円加算でメイン両方提供 ・リコッタムース 苺のコンフェットゥーラとピスタチオアイス ・コーヒー または 紅茶(4500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇