楽しくなっちゃう。( ~オチェーアノ ディナーコース)
本降りの雨の午後、車でホテルミラコスタに出かけてオチェーアノにお邪魔してきました。ディナーコースの早めの時間帯です。オチェーアノのコース料理がランチタイムにも提供されていた2021年の1月までは、このお店のシーズンごとのお料理をとても楽しみにしていた私はメニュー内容が変わるごとに可能な限り時間を作って伺うようにしていました。が、コースも「ディナーのみ」と限られてしまうと 帰宅が夜遅くなってしまうこともあってなかなか気軽に食べに行くこともできなくなりました。そんな中、きょうは夫と二人 なんと半年以上ぶりの「オチェーアノ コース(ディナー)」です。空は久しぶりの雨模様でしたが私の心は舞浜に着く前から晴れやかで、スキップしてしまいそうなくらい嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。お天気が悪いこともあり、私達がホテルミラコスタに到着した17:00前頃にはあたりはもう真っ暗でした。ロビーに足を踏み入れると 今年もクラシカルなクリスマスツリーが階段の両脇に立ち、私達ゲストを迎えてくれていました。クリスマスデザインに変わっていたホテルのスーベニアメダルを作成してからオチェーアノ店頭に行ったのはコースのディナータイム開始直後。ウェイティングエリアはゲストが少なく、落ち着いた様子でした。入り口付近には 毎年お馴染み 海の底をイメージしたオーナメントが印象的なクリスマスツリーが飾られていました。お隣のお店シルクロードガーデンをちらっと覗くと、こちらのお店の入口にも毎年恒例の中国風のツリーが。どちらのお店にも、今年のクリスマス ここに在るべきものがちゃーんとあったので、私はとても安心しましたよ。さてところでその後すぐに案内していただけたコースのダイニングエリア、今日この時間は埋まっているテーブルが非常に少なく、たいへん静かでした。オチェーアノのディナーコースは現在提供しているコースは一種類、クリスマスのスペシャルメニュー「シルバーノエル」のみなので、私達はメインの選択を鴨にしていただくことにし、私のみワインのセット「カルテット」もお願いして お食事がスタートしました。まずはミラコスタカルテットの一杯目、シャンパーニュ 二コラフィアットがテーブルにやってきました。(このあとお料理に合わせて →白→白→赤 と続きます。詳しくは最後↓にメモを残しておきます。)その後やってきたのはアミューズブーシュ。左はごく小さな甘みの無いマドレーヌ、右はホロホロ鳥の肉と白レバーのパテ。真四角の小さなパテの上にはマスカルポーネチーズと何かハーブのようなもの(聞いたのですが忘れてしまいました)がのっていたのですが、見た目がプレゼントの箱のようで可愛らしかったです。そして、まず冷たい前菜。手前と右の赤い四角いのはマグロのコンフィ、上にはキャヴィア。上の左のピンクのは百合根とズワイ蟹のリエット仕立てで、中にドライフルーツやナッツが仕込まれ 上にはりんごのシール(薄いゼリー状のもの)がのせてあります。手前の黄色いソースはクミンを加えた人参ソース、写真ではよくわかりませんが向こう側にはグリーンのほうれん草ソースも添えてあります。使っている素材も彩りもいかにも「クリスマス」な、手が込んでいて贅沢なシャンパーニュによく合う前菜でした。次は温かい前菜です。オマール海老や白身魚、きのこをすり身にしたものをほうれん草を練りこんだ生地で包んだラヴィオリ仕立てのお皿。下の朱色のはアメリケーヌソース、上にはレモンバーベナなどハーブの香るフォーム、ラヴィオリの下にはアンディーブも隠れていました。ここで提供されたワインがハーブ香のするソアーヴェクラシコで このお料理に大変よく合いました。(キャストさんのおっしゃる通りでした。)お魚のお皿はヒラメ。つぶ貝の温かいサラダが付け合わせです。写真の上の長方形のが 軽くポシェした(煮た)ヒラメに赤柚子胡椒のクラストをのせて焼いたもの。ソースはケッパーなどを刻んだ酸味のあるレモンバターソース(グルノーブルソース)、それに柚子のペースト(すぐ左)と手前にアンチョビのエスプーマが添えてありました。つぶ貝と極小パスタのサラダ(右の真ん中)も旨味があって美味しいです。ソースやペーストの量を調整しつつヒラメを少しずついただくことができるという楽しいお皿でした。お肉はふたりともクリスマスらしく「鴨」に。鴨のローストです。ハチミツやシナモンを表面に塗ってローストした鴨は味がとてもまろやかで柔らか。ソースはフランス産の赤ワインと黒スグリで作ったソースです。付け合わせには芽キャベツなどの野菜とセロリのピュレ、それに鴨のラグーをビーツの薄切りで巻いたもの(下には小さなパイ)。デザートはチョコレートスフレ。チョコレートスフレに添えられているのはクッキーとビターチョコレートソース、カラメルソース、シナモンのエスプーマ、それにキャラメリゼしたクルミとナッツ。クリスマスらしく「切り株」をイメージしたのお皿なのでしょうかね~「Festive Winter」のロゴにはクリスマスの妖精「リルリンリン」も隠れていましたよ。私達がデザートタイムに入るあたりで 周囲の空いていたテーブルには続々とゲストが着席し始め、それまでとっても静かだったダイニングエリアは急に賑やかになりました。時刻を確認するとお食事開始からとうに2時間を過ぎていたので焦っていると(注:お店の公式サイトに時間の制限がある旨が記載してありますのでね~) キャストさんから「2時間過ぎていますが、テーブルはこのままご利用いただけますのでごゆっくりお楽しみください(人数制限があるので早い時刻からのお客様はショー開催時のテラスへのご案内はできないけれど)」とのお話がありました。そして、デザートのプレートにに加えてテーブルにはプティフールが。二人分がこんな感じでやってきました。グラスに入った白いのはレアチーズケーキ。ガラスのお皿の上の3種は、グリーンは抹茶のビスキュイ、小さなタルトはピスタチオとイチゴ、縦に置かれている丸いのはキャラメルサンド。どれも小さいけれどしっかりした内容で、お食事の後のコーヒーやお茶を楽しくいただけるように工夫されていました。食事を終えた後もキャストさんのお言葉に甘えてコーヒーをお代わりしながらゆっくり過ごし、そろそろ席を立とうか とふたりで身支度していたところ、19:00過ぎて着席した周りのテーブルの皆さんのもとをキャストさん達が回り、本日のパークのショーは悪天候のために中止になった旨を告げ始めました。キャストさんの説明によれば 外は本降りの雨に加えて風もかなり強く吹いているとのこと。中止のお知らせが開始直前のタイミングだったので大変驚きましたが、新しい夜のショーはまだ始まったばかり。パークにしてもホテルにしても、この新しいショーへの対応はまだまだ試行錯誤中なのだろうなあ と私は思いましたよ~お店を出る前には、ブッフェのカウンターの上の楽しいデコレーションもカメラに収めることができました。(不思議なことに、この時間ブッフェの部屋の方はゲストがあまり多くなくて、カウンター周りにもお料理を取っていらっしゃる方が殆どいらっしゃらなかったです。なぜ?? ? )駐車場の車に戻り、舞浜をあとにしたのは20:00頃でした。雨はあいかわらず降り続いていて空には星もなく、ほんとうにしばらくぶりの酷いお天気の夜でしたけれど、私の心は舞浜にやって来た時以上に明るく弾んでいました。あー 楽しかった~ あー 楽しかった~ 口を開けばそんな言葉しか出てこない 不思議な不思議な帰り道でした。 (ロビーのツリーには今年も天使がいました)* オチェーアノ ワインセット「ミラコスタカルテット」(4杯セット) * 2022年11月1日~12月16日の内容・ニコラ・フィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット・ジーニ・ソアヴェ・クラシコ・クズマーノ・ヤレ・シャルドネ ・オー・メドック・ド・ジスクール(6000)* オチェーアノ の “ディズニー・クリスマス”スペシャルディナー シルバーノエル *・ホロホロ鳥のパテ・ズワイ蟹と百合根のリエット仕立て 鮪のコンフィとラヴィゴットソース・レモンバーベナ香るオマール海老のラヴィオリ・平目の赤柚子こしょうクラスト 柚子ペーストとグルノーブルソース・鴨むね肉のロースト バニュルスとレッドカラントのソース または 和牛サーロインのロースト トリュフ レフォールのコンディメント・チョコレートのスフレ・グラス バニラとシナモンのエスプーマ・プティ・フール・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・2022年11月1日~12月25日(15000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇