過去も未来も。(その2 ~ベッラヴィスタ・ラウンジ など)
(…その1から続く)「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」が終了し、キャラクター達を乗せた船がスピードを上げてハーバーから去って行ったところで、時刻は11:43くらい。それからすぐに部屋のテレビ画面からエクスプレスチェックアウトの手続きをし、私達は部屋を出ました。今日は早く帰るから荷物はキャストさんに取りに来てもらってホテルに預けるまでもないよー 自分達で駐車場まで運べばいいよー この時間はサービスホットラインもなかなかつながらないしさあー...と珍しく夫が言うので私達は自らスーツケースを携えて廊下に出て歩き始めたのですが、これが大失敗。キャスターが付いているとはいえ、ふわふわのカーペット敷きの長~い廊下を転がしていくのは意外と骨が折れ、すぐに私は どんなにサービスホットラインが混んでいようともキャストさんに取りに来ていただく手配を電話ですべきだった と後悔しましたよ。(今回の部屋は駐車場から遠いのだということを私達はふたりともすっかり忘れていたのでした。)それから昼食までは、ホテルやパークの周辺を写真を撮り歩いて過ごしました。ホテルミラコスタのロータリーにある定番撮影スポットとして有名な噴水はメンテナンス工事中だったので、久しぶりに正面玄関のプレートの写真を撮ってみたり、パークエントランスノースのピクニックエリアにも下りてみたり。ホテル内に戻って、こちら↓お馴染み二階の廊下でも記念撮影してみたり。この↑廊下の存在は誰もが知っていると思いますが この場所はパーク内でいうとミラコスタ通りの上にあたります。ロビーからバンケットエリアへと続く自然光の入る明るい廊下もとても素敵ですけれど こちらの廊下もなかなか綺麗で私は好きです。客室のあるエリアに続いているので 宿泊で訪れた時以外は足を踏み入れるのがちょっと憚られるのですけれどね~ほんとうに、ホテルミラコスタには写真に残したくなる場所がたくさんありますね。その後、昼食のPSをお願いしてあった時刻が近づいてきたので、ベッラヴィスタ・ラウンジへと向かいました。…え? 一週間前にもベッラヴィスタラウンジ行ったよね??うん。まあ、自分でもちょっとそう思いますけれど、幸運にも予約が取れたのですから何日連続になったって伺わないわけにはいきません。私の中では、今シーズンのベッラヴィスタラウンジでのお食事は先週と今週との2回でワンセットです。というわけで。テーブルに案内していただいた後は、今日は(私だけ)グラスワインのセット「ミラコスタ・トリオ」をお願いし、お料理はふたりともダイニングイベント「メディテレーニアン・ヴォヤッジ」のランチコースにしました。今シーズンのテーマは中央イタリアです。ミラコスタ・トリオの最初のスパークリングワイン(フランチャコルタ)、ベッラヴィスタをグラスに注いでいただいた後、やって来たのは前菜。春の花畑を思い起こさせるような美しいお皿です。左側はサーモンや帆立貝柱を柑橘でマリネしたものと彩り美しい野菜をあわせたもの。上にはスライスしたカラスミ、他に洋梨のソース、サワークリームとカンパリのムースに薄切りのバゲットが添えてあります。右側の水玉模様は、オレンジ色のがカンパリとブラッドオレンジのソース、グリーンはズッキーニのソース、小さい透明なものはオリーブオイルのカプセルとのこと。このテーブルにこの前菜とスパークリングワイン。これだけで私はじゅうぶん幸せです。感慨に浸りつつもランチコースは続きます。次のパスタはスパゲットーニ・フラタッキオーネ。トスカーナ州キャンティ地方の郷土料理とのこと。スパゲットーニはスパゲッティーよりもかなり太いロングパスタです。具材はサルシッチャ、赤タマネギ、タマネギなど。たっぷりのペコリーノチーズも加えられています。上のグリーンは「セルバチコ」という野菜で、私は少しピリッとした辛みと苦みを感じました。メインは、お魚の方は先週のベッラヴィスタ・ランチコースでいただいたので、今日はお肉です。牛フィレのタリアータ。タリアータにはアーティチョークが添えられています。左は「ウチェレット」というトスカーナ州の郷土料理をもとにした白いんげん豆のトマト煮込み。上にはクレソンとトレヴィーゾという紫色の野菜が散らしてあります。キャストさんによれば、ウチェレットはトスカーナでは白いんげん豆とセージと一緒にチキンも入れてトマトで煮込むそうですが、今回はチキンの代わりに牛肉を使っているそうです。ミラコスタ・トリオの三杯目、キャンティがよく合ってとても美味しく楽しくいただけました。デザートはアイスと焼き菓子の盛り合わせ。紅茶クッキーに蜂蜜レモンのジェラート、アーモンドのムースに柑橘、手前の焼き菓子は「カントゥッチーニ」というアーモンド入りのサクサクしたクッキーでした。15:00からの「ミニー、ウィー・ラブ・ユー」も見ることができました。この時間に行われる水上ショーはこちらのお店からは逆光になりますが、食事しながら眺める分にはこれくらい見えればじゅうぶんだと思います。今回の真冬のホテルミラコスタ宿泊の最後を締めくくる良いお食事でした。特にお料理とワインの組み合わせがいつにも増して素晴らしく おしゃべりも弾んでとっても楽しく過ごすことができました。私はホテルミラコスタのお店には一人で訪れることも多いですが、やっぱり美味しい物を食べるとき「美味しいね」と言える相手が目の前にいるのはいいですね~2週連続でも「ほんとうに来てよかったな」と思いましたよ。 (メモ:今回のミラコスタ・トリオ) ・ベッラヴィスタ・キュヴェ・ブリュット ・カンテ・シャルドネ ・カステルイン・ヴィッラ・キャンティ・クラシコこのまま帰ってしまうのは少し名残惜しくて、ベッラヴィスタラウンジを出た後は一度ホテルの正面玄関を出て夕刻のパークエントランス&ミラコスタを眺めに行きました。その後、駐車場へ行って、日が沈む前に私達は舞浜を離れました。私のちょっとした思いつきから始まったミラコスタ宿泊だったけど、ひょんなことから二週末連続での舞浜宿泊になって忙しかったけど、でも楽しかったな。いきなりの休業で予定していたホテル宿泊も食事も全てが無くなってしまったあの時から まもなく三年が経とうとしています。舞浜のパーク&ホテルと私との付き合い方も 振り返ればこの三年間は「いつもと違う」ことを常に許容し続けてきた日々でした。私もそろそろ以前のペースに戻って 再びホテルやパークと適正な距離をとるべき時期がやってきたのかもしれないな。自分にとっての適正な距離っていったいどれくらいなのか、それはまた考えなければいけないことなんだけど。そんなふうに妙に冷静になって、冬の太陽が沈んでいく西の空を助手席から眺めながら 私は家に帰ったのでした。(おしまい)* ベッラヴィスタラウンジ の “メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ランチコース~中央イタリア~ *・サーモンのカンパリマリネと帆立貝 洋梨のモスタルダ カラスミ・スパゲットーニ フラタッキオーネ サルシッチャ ペコリーノ・本日の魚のインパデッラ 海老とムール貝 サフラン香るブロテッド または 牛フィレ肉のタリアータ クレソンとトレヴィーゾ 牛肉と白インゲン豆の煮込み・アーモンドの軽いムースとカントゥッチーニ レモン風味の蜂蜜ジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2023年1月10日~4月9日(6500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇