うれしい おいしい。( ~オチェーアノ ディナーコース)
毎年この時期になると繰り返し書いてきたことですが、世間でいうところの大型連休=ゴールデンウィークは 我が家にとっては結婚記念日を含んだお祝い週間です。私達が結婚したころはまだ別の呼び名の祝日だった「昭和の日」の今日、思い出多きホテルミラコスタ オチェーアノのコースのテーブルをかろうじて確保することができたので、ふたりで電車に乗って出かけてきました。舞浜駅に到着したのは16:00前。リゾートゲートウェイステーションまで行ってフリー切符を購入して改札を入ると、駅の構内ではリゾートラインのキャストさん(駅員さん)がドリームガーランドを掲げてゲストを迎えていらっしゃったので思わず立ち止まって写真撮影をさせていただきました。前回ひとりで舞浜に来た時も、シーのパーク内ではこのドリームガーランドを掲げたキャストさんや「40」のロゴの入った三角形の旗を振っているキャストさんをたくさんお見かけしました。リゾート全体にこうしたサインがあふれていると なんとなく祝祭感が高まって良いですよね~その後エスカレーターでホームへ上がると、ちょうど カラフルな40周年”ドリームゴーラウンド”ライナーが駅を発って行くところでした。「40周年ライナーを見たかったな...」と夫が嘆くので、私達は次にやって来たリゾートライナーに乗り込んで東京ディズニーランドステーションで下車し、やってくる40周年ライナーを駅のホームで待ち受けることにしました。そして待つこと5分ほど。イエローラインの車体に40周年のデコレーションを施した”ドリームゴーラウンド”ライナーがやってきました。乗り込んでみると、車内にもあちこちに「40」のロゴマークやキャラクター達の姿が。この時間は車両内がとても混雑していたので写真は殆ど撮れませんでしたが、40周年をお祝いするリゾートライナーに初めて乗れたので少し嬉しかったです。ホテルミラコスタに到着したのは16:45くらいだったでしょうか。こちらのホテルの正面玄関車寄せあたりはこのひと月半ほど補修工事用の囲いが設置されて狭くなっていましたが、今日はそれも大部分が取り払われてすっきりした印象でした。まだ建物正面上部の外壁は補修作業が終了していないようで工事用の幕で覆われたままでしたけれど、混雑するゴールデンウィ―クを前に車寄せが元の状態に戻っただけでも良かったなあ と思いました。オチェーアノ店頭に伺ったのはコースのディナータイム開始時刻の10分ほど前でした。ウェイティングエリアでパーク内を眺めて少し時間を過ごした後、私達は奥のケルプの部屋(コース専用エリア)に通していただきました。ブッフェエリアを通り抜ける際にふとカウンターの上を見渡すと、東京ディズニーリゾート40周年をお祝いするデコレーションがあちこちに登場している様子でした。(こちら↓はお馴染みのパンでできたオブジェ)さて。本日案内していただけたテーブルは楕円形のテーブルのあるボックス席。席に着くと、キャストさんがメニューを持ってきてくださいました。こちらのお店でも「紙のメニュー」が無事復活です。現在提供されているのは40周年をお祝いするコースが二種類、「ディナーコース」と お皿の数が増えてアミューズやプティフールも付く「グルメディナーコース」ですが、私達は今日はお祝いのケーキも含まれるプレシャスセレブレーションセットもお願いしてあったので 普通のディナーコースの方にすることにしました。それに加えて、夫は二コラフィアットのグラスをひとつ、私はワイン4杯セット「ミラコスタカルテット」もお願いしました。諸々注文を終えると撮影専門のキャストさんがテーブルにいらっしゃって記念撮影をしてくださり、その後お祝いのシャンパンのグラスがテーブルにやってきて、キャストさんが恭しく二コラフィアットを注いでくださいました。右が夫の注文した通常の「二コラフィアット」のグラス、左が私のワインセット(ミラコスタカルテット)一杯目の「二コラフィアット」です。ワインセットは4杯でワインハーフボトル一本分くらいとのことですから、これくらいに量を調整してくださっているのですよね~――そして、当初はこんなにも続くことになるとは思いもよらなかった結婚生活に 感謝をこめてふたりで乾杯。お食事が始まりました。以下、お料理の記録… なんですけれど、きょうはなんと 前回伺った際に私達のテーブルがいつになく盛り上がった その遠因となったキャストさん(注:理由はまあいろいろなんですけど説明困難なので詳細省略)が偶然再びテーブルを担当してくださったため、終始笑ってばかりいてよく覚えていないところもいっぱいあるので、いつもよりも大雑把な記録になると思います。では まず。サーモンのマリネとたっぷりの泡醤油と桜鯛のマリネが三層に積み重なっている前菜です。一番下のサーモンマリネはラビゴットソースが合わせてあります。その上にたっぷりの泡醤油、クリームチーズを抱いた桜鯛のマリネとお祝いの花束に見立てた根菜。一番上にはイクラよりもやや小粒のサーモントラウトの卵(フィヨルドルビイという商品名らしい)やトマトなどがトッピングされていました。まわりに紙吹雪のように散らしてある黒っぽいのは「フキみそ」のチップで これがけっこうきいていて、全体的にこのお店の前菜にしては珍しく味がはっきりしていたのが印象的でした。40周年の祝祭感あふれる、この一皿だけでいくらでもお祝いのシャンパーニュがいただけそうな危険な前菜でしたよ!二皿目の温前菜。オマール海老をのせた帆立貝のすり身にキャベツのクリーミーなソース(エミュルション)。キャベツのソースには海老のバターオイルが散らしてあります。写真ではよくわかりませんが仕上げには全体にスダチのすりおろしもふりかけてあって その緑色が美しかったです。(この二品目に合わせて出してくださったミラコスタカルテットの白ワインがとてもフレッシュな爽やかな味わいでお水のようにスーッといただけてしまいました。名前は↓にメモを残します。)三品目のお魚。メバルのポワレとハマグリにお野菜。手前に立派な大粒の蛤の身がごろんと盛られていてびっくり。その下に見えるグリーンのはグリーンピースのニョッキです。メバルのポワレは下に筍とアーティチョークの煮込み(バリグール)を敷き、上にはキュウリやミニトマトに生ハムやハーブやレモンを加えたサラダをのせてあり、サフランで色付けしたブールブランソースが添えてありました。様々な食感や味が複雑に組み合わさっていて、ひと口いただくごとに「おいしい...」という言葉が漏れてしまう、そんな素晴らしいお皿でした。見た目の色のバランスも綺麗ですよね。お肉は牛フィレのローストにアスパラガス、ポルチーニのグラタン仕立て。牛フィレのソースはエシャレットや白ワインで作られたベルシーソース、それにゴルゴンゾーラチーズを少し添えてありました。お肉の上の四角いのがポルチーニ茸のグラタンで、上にはゴボウのフリットがのせてありました。真ん中のはゴボウのペースト状のソース(だったかな?)。合わせて提供された4杯目の赤ワインが土や木の良い香りがして?(たぶん樽の香りだと思います)よく耕された黒い土の畑が思い浮かぶような深い味わいで、ゴボウやゴルゴンゾーラチーズがたいへん美味しく感じられました。 本日のワインセット「ミラコスタカルテット」: (スパークリング)ニコラ・フィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット (白)グレコディトゥフォ・フェウディ・ディ・サングレゴリオ (白)クズマーノ・ヤレ・シャルドネ (赤)レ・マッキオーレ・ボルゲリ・ロッソデザートの前には、プレシャスセレブレーションセットのケーキが登場。来年の三月まではこの「40周年バージョン」だそうです。色合いも温かみのある40周年カラーです。全体がムースになっているので口当たりが軽くて 人数が少なくてもコース料理の後でもじゅうぶんおいしくいただけるケーキだと思いますよ。コースの方のデザートも40周年をお祝いしていました。半冷凍のチェリーとルビーチョコレートのムースとフルーツ。散らしてある色とりどりの水玉のソースは、カラフルなガーランドをイメージしているそうです。お皿にはシンデレラ城のシルエットも描かれています。真上から見るとよくわかるかな?お城をあしらったデザインの40周年のロゴマークみたいにも見えますね~私達が食事を終える頃 時刻は19:20になり、パーク内ハーバーでは強風の中「ビリーヴ!」が始まりました。(それに先駆けて18時台以降にコースエリアに入店していらした皆さんはいち早くお店のテラスに誘導されていらしたようでした。コースの皆さんが鑑賞場所に落ち着いたあと、続いてブッフェエリアの皆さんがテラスに案内されたようです。)きょうの舞浜は一時的に「京葉線が止まるかも」と思うほどの強風だったので、キャストさん達も本日のビリーヴ!は中止になってしまうのでは?…と心配されていたようですが、無事にスタートできてホッとしていらしたのではないでしょうか。(店内の席にいて察するところ 花火の演出を省略するなど少々の内容変更はあったようでしたが。)その後、ショー開催中のためひと気がなくなったブッフェエリアに行ってカウンターの上のデコレーションなどを撮影させていただき、記念品や写真を受け取り、今夜もまたキャストさんのこぼれるような笑顔と屈託のない笑い声に見送られながら私達はお店を出ました。楽しい夜でした。今年もこの節目に馴染み深いこの場所を訪れて、長く続いたふたりの生活をあらためて振り返ることができただけでなく大変美味しい料理とワイン(とたくさんの笑い声)でその日を祝うことができて、私はとてもとてもとても嬉しかったです。一見変わり映えしない同じことの繰り返しでも、どこかでやめてしまっていたらこうしてこの場所で新しい喜びや楽しみに次々と出会うことはできなかったのですからね~ふたりで過ごした数十年の月日だけでなく、移りゆく 変わりゆくオチェーアノの二十年余をも振り返りつつ語りつつ、私達は強風の舞浜をあとにして 電車に揺られて家に帰ったのでした。※こちらはロビーで40周年を祝うミッキー※ホテルミラコスタ正面玄関(19:40頃)車寄せ部分の工事は終了し、美しい外観が戻りつつあるようでした** オチェーアノ の 東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”ディナーコース **・桜鯛のマリネと泡醤油 根菜のラヴィオリ仕立て・オマール海老と帆立貝のムース キャベツのエミュルション・メバルのポワレと蛤 サフラン香るブールブランソース アーティチョークとタケノコのバリグール・牛フィレ肉のロースト ベルシーソース ポルチーニ茸のグラタンとアスパラガス・グリオットチェリーのセミフレッド ルビーチョコレートムース・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2023年4月10日~6月30日(12500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇